4話契約
短いです。
私はもう何もいらない。
ここには私を認めてくれる人は居ない。
この2つの思いが私の感情を支配する。いつもなら時期に感情の整理がつくだろう。しかし今私の前には【悪魔事典】が出てきている。もう後戻りはできない。
私が望むのは、どんな時でも私の味方となってくれる存在例えそれが悪の眷属でも。
「...。」
光る召喚陣からでて来た悪魔が私の前にいる。感じる気配から中級以上だと分かる。中級とは討伐レートS以上の強力な個体しかいない。
この悪魔一体でも私の住んでる街は壊滅させられる。
でも私は後悔してないこれは私が望んだ最高の結果だから。
「我を召喚せしものよ」
悪魔が喋る。
「私が召喚したのよ。さぁ、私と契約しなさい」
「汝が求めるものはなんだ?」
「私が求めるのは私は...私は復讐よ。」
「それは我が汝の味方になることを望むか」
「えぇそうよ」
正直私に差し出せるものは少ない。中級悪魔以上だから私程度ではつり合わないのは分かっている。ただ死ぬ前に私は誰かに見守られながら死にたい。だから私は純潔でも魂でも何でも差し出すわ。
「そうか...なら我に名を付けろ」
今なんて言ったの名前を付けるだけでいいの?中級悪魔以上なのだからもっと高いものを求めると思っていたのに。
「分かったわ」
「では、汝が我に名前を付けると同時に契約は締結される」
「あなたの名前はオルバスよ」
契約が締結されました。以後は両者の合意による以外の契約破棄は出来ません。