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始まりの世界
世界が生まれた。
神が生まれた。
神は、生物を生み出した。
次に神は生物に知性を与えた。
生物は神を崇めた。
人々は神に力を与えた。
人々は力に溺れた。
神に与えられた力は強かったが人の心は弱かった。
人の心の闇から悪なる者が生まれた。
やがて闇は人格を持つようになった。
神は闇に対抗する為、勇敢なる者の力と天の使いを生み出した。
天の使いに勇敢なる者の力を人間に与えた。
勇敢なる者が率いる人間は強かった。
しかし悪なる者を強く滅ぼすことができなかった。
光が強くなるほど闇も強くなるからだ。
勇敢なる者と悪なる者は共に倒れた。
しかし勇敢なる者と悪なる者はいずれ黄泉がいる。
~四天聖書第七部新世紀~