動きだす希望
初めての作品で足りない部分も多いと思いますがよろしくお願いします。
世界を真っ二つに分けた冷戦ののちのソ連の崩壊後の世界は混沌を極めていた。
世界各国は、各々の国と対立しあらゆる国でクーデター、分裂などを繰り返していた。
その後世界は百年たっても世界に変化は表れなかった。
これは、その混沌とした世界の中で徐々に存在感をあらわしていく小国の物語である。
・ ・ ・ 〜 〜 ・ ・ ・ 西暦2100年、100年前にソ連より独立したマーリンズ帝国は新たな皇帝を歓迎する式典が盛大に催されていた。
皇帝の部屋の前に一人の老人の姿が近づいていた。
「リチャード坊ちゃま。
いや、もう皇帝陛下で ございましたな。
そろそろご支度を。
」 「じい、その言い方はやめてくれよ。
今までどうりでよんでくれ。
」 こう、失笑しながら話している青年こそ新しい皇帝であるリチャードこと第五代皇帝リチャード・クリンソンなのである。
若き皇帝を輩出したこの国について少々ふれさしていただきたいと思う。
元々マーリンズ帝国は旧ソ連の土地の一部であった。
しかしあの歴史的なソ連崩壊による混乱状態の中初代皇帝である トーマス・クリンソンの力により誕生し国であった。
その後ソ連の土地に誕生したロシアにより壊滅的な状態に陥った時ロシアの内部分裂によるさらなる小国の乱立によってなんとか九死に一生を得たのであった。
しかし失った代償も大きかった。
それはリチャードの父である先代皇帝の戦死であった。 そのため急遽、新皇帝が必要となり息子である リチャードが新皇帝となるのだ。 話は戻る皇帝の部屋での会話に戻りますが・‥ 「陛下がおっしゃるのなら・‥。ですがそれならば私の名前も呼んでいただきたくございます。」
「あぁ、わかったよ。じゃあグロックそろそろ式典にむかうよ。」 そう言うとリチャードはじいことグロックを置いて先に向かったのであった。 その後式典も進み最後にリチャードによる全国民へのメッセージを残すのみとなった。司会の国内人気ナンバーワンアナウンサーの声が響きわたる
「さぁ、最後は全国民へのメッセージをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。」 全国民が静まり返る中リチャードの演説は始まった。 「全国民の諸君。私が今日よりこの国を率いることとなったリチャード・クリンソンである!我が父が達成することが出来なかった目標であった全世界の争いを私が達成したいがそのためには諸君一人一人の力が必要不可欠だ。皆と一緒に世界に平和にしようではないか!」
「うおーーーーーーーー。」 大興奮の中演説は幕を閉じた。 この演説を境に世界は新たな時代を迎えることとなる。しかしそのことに世界が気付くのはまだ先の話である。
いたらない部分も多いと思いますが賛否両論どちらもしっかり受け止めたいと思いますので評価をお願いします。