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23 ゼッタイニアキラメナイ!

【あらすじ】世界No.1を目指すJ3のFCビシャモンテ尼崎の新チーム作りを任された中岡将志が、地元アマチュア選手を集め強化に奮闘。そんなある日、スターな外国人選手が入団。中岡は、韓流スターで韓国代表MFのぺ・ヨンサンの契約条件のため恋人ユンジンとの恋のキューピットをかってでたのだが、ユンジンには追い返された。果たして、ヨンサンとユンジンの結末はいかに


【登場人物】

監督 中岡将志(49)


ぺ・ヨンサン(25)

チェ・ユンジン(25)


ポラリスオーナー香川(46)

【22 ゼッタイにアキラメナイ】


「ヨンサン、ユンジンはお前の事を今でも愛してる」


クラブハウスに戻った中岡は、トレーニングを終えたヨンサンに、そう言って星のペンダントを渡した。


「だがな、ヨンサン。ユンジンは、今、(ひと)の物になろうとしている。取り戻すなら今しかない!」


「ユンジンはどこにいますか?」


「どんな困難があっても自分の足で行くんだな」


「ユンジンは僕が迎えに行きます」


「それなら俺についてこい!」


六甲山へかかる夕陽が落ちようとするなか中岡は、ヨンサンを車に乗せポラリスへと走らせた。


中岡とヨンサンは、賑わう店をユンジンのいるキッチンへ突き抜けた。


「ユンジンどこだ!」


イチゴを乗せたユンジンは、ヨンサンの声に、


「ヨンサンどうしてここへ?」


「僕は君を迎えにきたんだ」


「私のヨンサンはあなたじゃないの」


「わかってる。僕が迎えにきたのは、新しいユンジンだ。僕の記憶に生きるユンジンじゃない。今、目の前にいる君だ」


ヨンサンは人目もはばからず、ユンジンを引き寄せた。


「ヨンサン、あたし・・・あなたを待ちきれなかった」


「神様が意地悪なイタズラしただけさ。僕はここにいる」


「でもあたし結婚するのよ」


「僕は君を離さない。このまま連れて行く」


「待って、ポラリスはどうするの?私、ここのみんなを見捨てて行くなんて出来ない」


とその時、戸が開いた。


「行けよ、ユンジン!」


「香川さん」


「お前はヨンサンを心の底から愛してるんだろ、俺は無理やり、そんな気持ちを押し殺して俺といっしょになるユンジンを見たくない」


「でも、ポラリスが」


「ここは、お前の夢の城。俺は、ユンジンが喜ぶすがたが見たくて建てたんだ。そのまま、ここに居てくれたらいいさ。ヨンサンただ一つ条件がある」


「香川さん。僕も出来る事はなんでもします」


オーナー香川は首を振って、人なつっこく微笑み白い歯をみせ、


「ユンジンを世界一幸せにしろ!それが、俺の望み絶対にあきらめるな!!」


オーナー香川は、中山に、イタズラらっぽく笑って、


「・・・ですよね。中岡さん」


腕組みした中岡は、黙って頷いた。






その後、ヨンサンはFCビシャモンテ尼崎の右サイドMFとして、圧倒的スピードと、攻守に渡る献身を惜しまないプレーでチームの大事なキープレーヤーになる。


ヨンサンとユンジンは、その後結婚する。


そして、二人を結んだ愛のキューピット中岡には、一つになった星のペンダントがかけられたのは、まだ、づ~っと先の話。


(微笑みの貴公子fin)


これにて、拙作「オフザボールJリーグ」の日刊連載は終了です。およそ1ヶ月の御愛読ありがとうございました。


明日からは、アンケートで何故か人気だった「田中君進化論」つづきと、「秘密結社KJラボ☆」ー3章ーの連載をの~んびり(遅筆なだけ)執筆して行きます。どうぞヨロシクお願いいたします。


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