その怪獣!体調不良!
普通なら何を馬鹿なことを言っているんだと思うだろう、ふざけるなと怒るだろう。しかし、黒王は本気でそう思っている。
「いいかウルス、街に被害を与えることはこの俺が許さん。レッドだけを狙え、夢ちゃんが起きたらお前をぶっ飛ばす」
ウルスは思った。なら黒王様がやればいいじゃないかと俺は体がでかい、どれくらいかというと回れ右をやれば尻尾の風圧で車が飛ぶくらいだ。
無茶だ、爪楊枝で米を刺すぐらい無茶な注文だ。
「どうしたウルス?気分が悪いのか?今日はもう帰るか?気分が良くないなら最初から言ってくれ!」
黒王は何を勘違いしたのかウルスに小さくするビームをかけるとアジトに帰って行った。
(最近にそれをウルスにかけて小さくしたら良いじゃんというクレームは受け付けません)
その頃レッドは高層ビルの上で仲間が来るのを待っていた。
「早く来ないと怪獣が暴れるぞ........」
レッドは悪王達が帰ったことに気がついていない。そしてレッドの仲間たち、ブルーとイエローだ。到着して最初に口を開いたのはブルー
「おいレッド、アクソシはどこにいるんだ?」
「そこに・・・あれ?」
「どこにあるの?」
レッド達の前には、いつも通りの日常が広がっていた。