表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄生虫転生〜僕は神様ではありません〜  作者: 脳クチュ大好き
寄生虫との邂逅
49/72

襲撃とハイエルフ 2

「そんな莫迦な事が!」


驚愕の余り呆然と立ち尽くしていると、手元で串刺しにしていた鳥も動き始めた。


とっさに振り払い離そうとしたが、血で固まってしまっているのか離れる気配が無い。


「クッ!」


腰に挿した短剣に手を伸ばし、切りつけようと鳥に目を凝らした時・・・

彼は信じられない物を目にした。


いつの間にかその鳥は大きく口を開け、その血に濡れた真っ赤な口蓋から、真っ白な紐のような物がこちらと向き合うように出てきていた。


血液と鳥の粘液が月の光に反射して、その異様さを一掃掻き立てている。


全身の毛穴が広がり、髪の毛の先まで総毛立つ。

「お前か!?この不死身の鳥を操っているのは!」


恐怖に抗えず、剣を振りその紐を横薙に断ち切ろうとしたが、向き合う形から身を伏せた事であっさりと躱されてしまう。


弓の針はおよそ20cm程の長さがあり、鳥は根元まで刺さっている。

それが身を伏せた事により、そいつはべったりと弓に触れた。


直後

パキパキと乾いた音が周囲に響く。


「なっ!?」


亀裂は一瞬で弓全体に広がると、弾けるように音を立てて破壊させた。


「世界樹の弓が・・・。

まさか・・・これは・・・!?」


自らの切り札である武器が破壊された事と同時に、彼はその結果について、とある考えに行き着いていた。


「・・・まずい事になった・・・。

里に帰らねば・・・。」


色白の顔立ちから更に色を失くした彼は、震える身体を無理やり動かす。


なんとかとぼとぼと歩き出し、100年以上は離れていた里に戻るために行動を開始する。


恐怖と焦燥に駆られた彼は気づけない。




矢筒から力なく垂れ下がったネズミの尻尾の存在に・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ