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あがるきがしません

そんなやりとりをしつつ、先に進む。

宝箱は、ユグドがあっさり解除する。

ハズレの宝箱は、ハズレ、と書いてあるし無視。

途中隠し扉の先にある宝箱もあったので、本当なら難易度高いのだろうな。


10/5。

なんか、クエスト情報に記載された完了率が、目的の数超えてるけど良いのかなあ。


「その場合は大成功になりますね。昇格が早まるかも知れません。ギルド情報のページに、今の貢献度が表示されていて、クエスト達成の度に貢献度が増えているでしょう?それが一定数、右側の数字に達したら、昇格試験を受けられます」


見てみる。


ギルドランク:☆☆☆

ギルド貢献度:32 / -


「・・・何か、昇格出来る気がしないんだけど・・・?」


「何故そこでいきなり弱気になりますか。いくら大きな数字でも、コツコツ貯めればいつかは達成できます。それに今までは☆2までのクエストが多かったですからね。☆3のクエストからはポイントも大きいので大丈夫ですよ」


レインが慰めるように微笑む。


やがて現れるボス。

ライの放ったそーれ、があっさりボスを沈める。

クエストクリアだ。


帰り道。

ふと、女性プレイヤーが迷っているのが目に入る。


「どうしました?」


オープンチャットで話しかける。


「あ、貴方は・・・プレイヤーの方・・・ですか。道に迷ってしまって・・・とりあえず街に戻りたいのですが、道は分かりますか?」


ぱあっと嬉しそうな顔になって、女性プレイヤーが尋ねてくる。

名前は・・・エリスさんか。


「エリスさん、マップを見たら、今の現在地と街の場所が表示されるので、使うといいですよ」


システム説明がなければ気付かない事もあるよね。

まあ、俺は色々触るのが好きだし、ソシャゲはやりこんでたから、色々気付くけど。


「・・・マップ・・・?それはどうやって・・・?と言うか何で私の名前が・・・?」


ん?


『残念なマスターさん。マップが見えるのも、名前が表示されるのも、チュートリアルフェアリーである私のスキルです。他のプレイヤーに言っても混乱するだけだと思わないのですか?』


知らないよ?!


『え、何、これレインの能力だったの?!』


『ですよ?』


エリスに向き直ると、


「あ、すみません。ちょっとギルドで見かけたことがあって・・・それで名前を知っていました。マップは、アーティファクト・・・レアアイテムですね。つい他の人も持っていると思ってしまいました。申し訳ないです」

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