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夏休みの誘い

「あ、暑い…」


 さんさんと日が照りつけている今日はもう夏休みである。

 そして俺はこの長い夏休み、部活にも入っていないので宿題くらいしかすることはない。

 夏休みに遊ぶほど親しい友達は圭くらいしかいない。そしてその圭も「夏休みは海外に留学に行ってくるぜ!」と言ってすぐに行ってしまった。


 でもな〜、今むちゃくちゃ暇だしな〜。

 し、白雪さんでもどこかに誘ってみようかな…

 いつも俺が誘われてばっかだし。

 そう思ったのならとっとと電話してしまおう。

 俺はすぐにテーブルに置いてあるケータイを取って白雪さんに連絡する。


 プル…


『もしもし、りゅーたくん?どうしたの?』


 白雪さん電話取るの早いよ…


「お、おう。おはよう白雪さん。あのさ、暇な日っていつ?」


『暇な日、ですが?明日は丸一日空いてますけど…』


「じゃあさ、近くの市民プールに行かない?」


 少し間があった後に嬉しそうな声で白雪さんは言う。


「も、もちろんです!!!」


 そうと決まれば話は早い。

 そして明日、近くの市民プールにお昼頃集合になった。

 だが、それとは別に1つ大きな疑問が残っている。


「白雪さんって俺の連絡先どこで知ったの?」


 これだ。前回は白雪さんのかわいさになんか誤魔化されて聞けなかった…


『連絡先?りゅーたくんのお母さんから聞きましたよ』


「え⁉︎」


『最近だと毎日話してるかな〜』


 驚愕の事実。

 母よ、いつからそんなに白雪さんと親しくなったのか…


「毎日って…どんな話してるの?」


『んーと、学校でのりゅーたくんの様子とかりゅーたくんの好きな食べ物の話とかだよ!』


 なるほど、だから最近白雪さんが作ってくれる弁当に俺の好みのものが入りまくっていたわけだ。


『迷惑、でしたか?』


「いや、全然。むしろ母さんと仲良くなってくれて嬉しいよ」


 そう言うと少し安心したような声で白雪さんは言う。


『そうですか、じゃあまた明日ですね!バイバイ!』


 いよぉし!そうと決まれば早速準備だ!

 そう言って俺はまだ時間はたくさんあるのに準備を始めるのだった。


 ♢


 白雪さん視点


 私が夏休みの宿題をしていると近くに置いてあるスマホがなりました。

 そこに書いてある名前は『りゅーたくん』。

 私はすぐにスマホを取りました。


「もしもし、りゅーたくん?どうしたの?」


 するとりゅーたくんは少し驚いたような声を出しましたが、すぐに元に戻ってこう言いました。


「じゃあさ、近くの市民プールに行かない?」


 私はりゅーたくんがデートに誘ってくれたことに驚いて、少し固まってしまいましたがすぐに返事をしました。


「も、もちろんです!!!」


 そのあと話は順調に進んでいき、明日の昼頃に待ち合わせ、と言うことに決まりました。

 そのあとりゅーたくんと少しお話をしてから電話を切りました。


 いよぉし!そうと決まれば早速準備しなくちゃ!そう言って白雪さんもまだ時間はたくさんあるのに準備を始めるのだった。

似た者カップルです(笑)

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