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カレーライス。  作者: kana
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3

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最初の異変があった日から何日かじいじがたまに物忘れをする日があった。


畑にいって収穫した野菜を忘れてきたり、ご飯を食べる前に歯磨きをしたり、

軽トラで出かけて歩いて帰ってきたり。


人間生きていればたまに忘れることだってある、と私と兄は思っていた。


しかし数週間たつと、


毎朝行って畑に行かなくなったり、

またばあばを探し始めたり、


そして衝撃的だったのが

カレーライスの味が変わってしまったことだった。


「今日のカレーは美味しくできなかったね」


じいじはスプーンでカレーを口に運びながら言った。


私は「そうかな?今日も美味しいよ。」


と気付かないふりをしたが、じいじは隠し味の牛乳をいれることも忘れてしまっているのだ。

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