表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カレーライス。  作者: kana
8/16

2

そんな日の夜だった。


「おーい、おーい。」


居間のほうからじいじの声がした。

私は何かあったのかと居間に向かった。


「じいじ?どうしたの?」


「あぁ、ばあさんはどこに行ったかね?」


「え…?」


私ははじめ、冗談を言っているのかと思った。


「ばあさんってばあばのことだよね?」


私の問にじいじは不思議な顔をする。

その表情からじいじは冗談を言っているわけではないと悟った。


「ばあばは先月亡くなったんだよ…?じいじもお葬式でたよね?」


一瞬、じいじの目が大きく見開かれた。

そしていつものじいじの雰囲気に戻った。


「…あぁ。そうだったな。なにをいっとるんだろうな。」


そういって自分の寝室に戻って言った。


これがじいじの最初の異変だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ