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カレーライス。  作者: kana
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春、私は高校2年生になった。


勉強に部活にバイト、そして恋。

世の中でいうJKというやつは青春真っ只中。


こんな私にも彼氏がいた。


「ほら、置いてくぞ」


放課後、一緒に学校をでて寄り道をして

家に帰る。そんな平凡な毎日を過ごしていた。


彼は家まで私を送ると、決まって

「また明日」と手を振って帰る。


そんな彼の背中を見送るのが好きだった。




家に入ると私の大好きなものの臭いがする。


「おかえり。今夜はカレーや。」


じいじは笑顔で私を迎えた。


じいじのカレーライスはちょっと特別で、

お母さんやばあばが作ってくれるものよりも優しい味がして大好きだった。


隠し味は牛乳だ。


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