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よくある異世界物語  作者: うろつて
14/32

14.飲み会スタート

ちょっと短い気もしますがキリが良いので投稿しました。

「しかし、なんだのぅ。話をするのに食事も酒も無いのはちぃと寂しい気がするのぅ」


ゴードンの一言で俺たちは場所を変える事にした。

向かうは『パステノス自警団』の本部となっている『BARパステノス』である。


「あーあ、ヤンスと親分さんの泊まってる部屋に行きたかったなー」

「ね!お風呂見たいー」

「今度改めて来るといいでヤンス、しばらくは泊まるでヤンス」


歩いている途中で、3人組とヤンスがちょっと悲しそうに話をしている。


実は、場所をどこにするかと話をしている時に、俺とヤンスの泊まってる部屋にすると決まりかけてたのだ。


ヤンスはよほど淫魔族サキュバス3人組を部屋に連れて行きたかったのだろう。


「親分が作った風呂は最高でヤンス」とか「親分の料理は美味しいでヤンス」とか色々必死で頑張っていたのだ。

基本的には皆、くつろげれば場所は何処でも良いと思っていたので、じゃあ、洞窟の宿屋に、と決定しかけたその時


「お酒はないわよ?」

「じゃあ駄目だわい」


白猫サーシャとゴードンの二言で却下になった。


「それならば、儂らの本部へ行こうかの。サーシャ案内してやってくれ」


と、場所決めの時間に飽きたのかゴードンがテキパキと仕切り出す。


「あと、お前達はちょっと付いてまいれ。じゃあ、サーシャ。親分さん達御一行をよろしくのぅ」


それだけ言うと、ゴードンは部屋を出て行ってしまい。弟子達も「失礼します」と一礼して部屋を出てしまったのだ。


なんで私が案内しなくてはならないのかしら!

ゴードンはあれでいて、この町の最高権力者である。カーニバル最終日も終わったので色々やらなければならない事があるのは理解できる。

だからって、私が案内しなくてはならない理由にはならなくてよ。

サーシャは不機嫌になりながらも、ゴードンに言われた通りに5人を『BAR パステノス』に案内していた。


「ついたわよ」

「ゴミ置場でヤンス?」


サーシャの言葉をにヤンスが即座に言葉を返した。

おいおい、と思ったが実際ヤンスがそう思うのも無理はない。

丸太がたくさん積んであるだけなのだから、資材ゴミ捨て場と言われれば信じるだろう。サーシャも「そう見えて当然よね」と言いたげな表情をしていた。


中に入ると外見からは想像も出来ない程小綺麗で、何よりかなりの広さがあった。


「適当にすわってなさい、案内はしたから私は宿屋に戻りますわ」


全員が中に入ると、サーシャはそう言うとサッサッと帰ってしまった。


「さーってと、どーすっか?宴会始めてる?」

「そーでヤンスね、腹ペコでヤンス」

「親分さんの手料理食べる〜!!」


よしきた!俺はテーブルの上に、料理を次々出、、そうとして止めた。

いくらなんでも、この世界に料理を出す魔法なんてない。

リナ、レナ、ルナの3人組なら何も考えずに「すご〜い」と言ってくれそうではあるが、念の為止めておいた方が良いだろう。


「とりあえず厨房行ってくるわ」


とりあえず酒は勝手にあるもの出して、ツマミも簡単に出せるもんくらいあるだろ。

と、厨房内を自由に物色する。


「手伝うでヤンス」


と、予想外の奴が厨房に来た。

ここは普通女の子が厨房にきて、その子と仲良くなるイベントが発生するところじゃないのだろうか。


「女の子らはほっといて良いのか?」


俺の問いに


「大丈夫でヤンス!料理できる男の人は格好良いって言ってたから、オイラも手伝うでヤンス。いくら親分でも、あの3人は渡さないでヤンス!」


と、ヤンスの解

いや、うん。全員ヤンスのなんだ。。

別に良いけどちょっとだけ寂しくなった気もした。。


そんなやり取りをしながら、厨房内の物色を終え、俺とヤンスは酒とツマミを2人で持てるだけ持ってテーブルへ向かう。


「ね〜ね〜。ゴードンさんとの話が終わったらヤンス君と親分さんの部屋に行っていーかなぁ」

「お風呂入りたいです!」


テーブルに戻るなり、金髪ショートのレナと黒髪ロングのリナが言う。


「もちろんでヤンス」と俺の意見も聞かずにヤンスが答えると、3人は「いぇーい!」とハイタッチを交わした。

そのまま宴会スタートである。


うん。ゴードンが遅いのがいけないんだもんな。俺は自分に言い聞かせ、遠慮の欠片も無く楽しみまくる事に決めた。




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