002 ネコ耳奴隷×2とあくまでサイボーグ
やっと書き終えました。もう1年以上経ってますね。
誠に申し訳ありません。
正直書いても書いても区切りに辿り着ける気配が無かったので、一時期ほっぽらかしにしてしまいました。
誠に申し訳ありません。
これからもちょびちょび投稿して行こうと思います。
俺は今、絶賛頭痛がしている。目の前には二つの影が昼間の灯影にてヒシと抱き合ってガタガタ震えて誰がどう見ても怯えていた。
一つの影の正体は10歳前後の少女なのだが、普通の少女かと思いきや頭にネコ耳が付いていた。
もう一つの影はネコだった。ネコが立って少女と抱き合って震えていたのだ。
見てるこっちからして見れば何とも愛らしくて目の保養になる。このまま見て楽しむというのもありかもしれない。
怯えられている対象が自分で無ければだが。
0番(なんで、こんな事になったんだろう。)
思わず頭を抱えてしまう。
0番「ふう、やっとあの面倒なガイドから解放される。」
あの後俺は試行錯誤してあの黒い装備、ゼータって言ったっけ。解除コードを答え何とか解除した。
0番「いやー。しかし、解除コードがまさかガイド言ったセリフそのままだと思わなかったわ。ビックリした。さてこれからどうしよっかな。」
??「おい!また逃げ出そうとしたら容赦しねえぞ。糞ガキ共!!」
不意に森の奥のほうから声が聞こえた。
0番「なんだ?今度は何が起きたんだ??盗賊かなんか?」
音を立てない様に静かに声のする方に近ずくとそこにいたのは、人一人が入りそうな袋を3人の男が囲んでいた。袋には何か生き物?の様な物が入っている様で、必死で袋の中で暴れている。
男1「しかし、この猫もバカだよな~。俺たちに刃向わずに言う事聞いてればあのまま給仕として生かしてやったつうのにな~。」
男2。「一生俺たちライオット盗賊団の奴隷としてだけどなあ。・・・・ガサゴソガサゴソうるせえなあ、おい。」
そう言うと男は袋を何のためらいも無く蹴り飛ばした。
「ッッドス!!」
蹴り上げた瞬間鈍い音と共に。
??「ッッッッッグッッッッバッッ」
息を殺す様な小さい悲鳴も気のせいではないだろう。蹴られた後の袋を見てみると多少に身動きがある。まだ生きているようだ。
0番(はあ~・・・面倒だけどここで知らん振りしたら俺の一欠片しかない良心痛むからな。何より俺自身が定めたルールに反する。しかし聞いた感じどっかの奴隷商人とかじゃなくてただの盗賊ってのはせめてもの救いだな。殺しちまっても追われる身にはならないわけだ。)
実際、俺は助けに向かおうと考えたが、もしも奴隷商人か貴族関連の物だった場合、軽い脅しだけでも済めばいいがもしも彼らが仕返しをしようと全国指名手配にでもされたらたまったもんではない。
自分一人ならともかく少なくとも足手まといの子供が2人以上もいるのだ。
隙を突かれて人質にでもされてしまえば、一貫の終わりだろう。
だから、彼らが何者かわかるまで探る必要があった事をお分かりいただけたでしょうか。それならばガッテンをお願いします。・・・・はい!!!ありがとうございます。・・・・・・茶番は終わりにしよう。
男3「そんな事よりもさっさアジトへ帰ってボスに報告しないっすか?もしかしたら、俺ら一番乗りして褒美か何かもらえるかもしれないっすよ。」
男2「・・・それもそうなんだがなあ~。・・・・なあ、お前はどう思う。俺としては今、袋の中に入っている女を味見しちまえてえんだが・・・・。」
男3「おっと、それは考えつかなかったっすね。けど、遅くなっちまったら、ボスにどやされっすからね。あーー!!迷うっす!!!兄貴はどうするんすか・・」
男1「・・・・はあ、安心しろ。ボスには、俺から上手く言っておく。俺は今から、見回りに行くからな。」
男3「了解っす。あり??兄貴もやらないんっすか?」
男1「ああ、20歳年下のガキを犯しても何の面白みがねえだろ。それに、そこまで俺は女に飢えちゃあいない。」
男2「そうか・・・じゃあ見回りよろしく頼む。」
男1「ああ、頼まれた。ああっと!!くれぐれもボスに味見した事バレねえ様に犯すんだぞ。」
そう言って男1は森の中に消えて行った。言うセリフからして明らかに外道である事はである事は間違いないだろう。さて、これを聞いて0番はどの様な行動に出るだろう?
①ガイドとの件でムシャクシャしたので人さらい一同皆殺しにする。
②美少女を無理矢理犯そうとか邪道というか屑なので処分する。
③人さらいとかRPGでいう雑魚というかゴミなのでゴミはゴミ箱にポイしちゃえばいいよね。
ちなみに全ての選択肢が、人さらい達を殺す事しかないのはご愛嬌という事で。
とりあえず、あいつら雑魚3人組には、この森の肥料になってもらうって事でここが一体どういう所なのかじっくり教えてもらいまひょ!!さあ、お仕置きの時間だ。
男2「ところでヨ~。袋開ける前に決めとかねえか??誰が最初に犯すかよ~。多分あの女まだ処女だぜ~。」
全く胸糞悪い事、悪い事!!!
0番「まず、その前にてめえらが愉快で滑稽なオブジェになってからにしろよ。まっ!!できたらの話だけど。」
男2「・・・はあっ??!そりゃどういう意味っていうかお前だ【ザシュッ】・・え・・うぎゃあああああ!!!」
0番は男2が臨戦態勢へ移行しようとする前に目にも止まらぬ速さで抜刀し男2の左腕を何の躊躇もなく切り落とした。
まるでそれが日常と言わんばかりの様に。もう何十回、何百回もやり慣れてますと言わんばかりに。
0番「おいおいwww大の男が腕切り落とされたぐらいで情けねえ叫び声上げてんじゃねえよ!!!」
戦闘と呼べる物は一瞬だった。
まず、男3が素早くナイフを取り出したが、それに合わせた形で刀をくるっと回しナイフを弾き飛ばす。
男1「おい!!!どうしたっ!!・・チッ!」
騒ぎに気づいたのか。男1の方もいつの間に戻ってきていた。事態を一瞬で察知したのかショートソードを抜いて突進してきた。そのまま流れるように男1が抜きたショートショードをぶった切る。合計わずか3秒とかからずに男共を無抵抗の状態にした。
男3「ひいーーーー!なっ!何なんすかあんたっ!!何で??いつの間に!??いや!・・・・それよりも俺らに何の恨みがあって攻撃して来たんっすか?」
おいおい。やられんの早すぎね??どんだけ弱いんだよ。いや俺が強すぎんのか?
気負い過ぎて損した。
ちなみに俺の今のステータスはこんな感じだ。
名称?? レベル Lv5
職業 ??
種族 サイボーグ
HP 105 MP 190 スタミナ 350 攻 210
防 210
スキル
技術取得 限界突破 全魔法属性適正 技製造
魔法製造 全武具適正 偽造 真眼 変化 精神強化 ポーカーフェイス 殺気
技・魔法
抜刀術Lv1 剣術Lv1 隠密歩法Lv1
暗殺術Lv1 気配遮断Lv1 察知Lv1
ウォーターLv1 アースLv1 ファイアLv1 ウィンドLv1 エレキLv1 ダークLv1 ライトLv1
まあ、こんな感じだ。色々ツッコミたい所や調べたい物があったが、今は放って置こう。
とりあえず、今は俺の目の前で覚えている。こいつら3人組をどう利用し料理して殺ろうか考え中だ。
あの後騒ぎを察知したのかもう一人の屑野郎がノコノコと現れて追いかける手間を省いて来てくれたのだ。
まあ、見ての通り返り討ちにして捉えたが。にしても何でこいつら怯えてんだ。
俺ただ睨みつけてるだけなんだけど?何でかな。まあ、いいや。
男3「ほんと、何なんすか??俺らがあんたに何したっていうんすっか?!」
えっ!こいつら、まさか自覚無いの??
男2「・・・・・」
男1「その通りだ。俺らがいつあんたに危害を加えたよ。」
さっきから、捕まえた三下の屑共がギャンギャン騒がしくて本当に耳触りでウザい。
自分達のやってた事は俺を不快にしているって何で気づかないの??
それにこいつらがさっきまでやっていた事に対して罪悪感の欠片も感じない。
因みに男2出血多量で虫の息だ。
あんまりにも、ムシャクシャしたからついやっちゃった。
何をやったのかは敢えて明記しない。
0番「あっれ〜??まだ、わかんない?流石盗賊だけあって頭の悪さも飛び級ダネ〜!」
この際だから相手を挑発して情報を引き出そうと思い、馬鹿にした口調で言ったら案の定ペラペラと喋りやがった。
男1「ハッ!!そんな余裕ぶっこいていられるのも、今のうちだぜ!俺たちライオット盗賊団の後ろ盾にはあの聖グラウス王国のきっての実業家であるバーンズ ド リオネイル 伯爵様がいらっしゃるんぞ!おめえはもうおしまいだな〜!ひゃーっはっはっは!」
正直これで失敗したら、男2の方を見せしめに殺す予定だったんだが、うまくいったみたいで何よりだ。
しかし、(あの〜様)と言われても、此処に来たばっかでこの場所がどこかも知らない俺からしたら、あのってどの?という風な答えしか出ない。
果たしてどう答えたものだらうか?と悩んでいると、向こうが勝手に勘違いをしたのか。
男3「兄貴、此奴驚き過ぎて言葉も出てませんぜ!!」
ちげえよ!どう答えたら良いか分らなかったんだよ。
男1「当たり前よ!それに言っとくけど、てめえは善意でやってるつもりらしいが、その袋に入ってるのは亜人だぜ!」
んっ!!?今、聞き捨てならない事を聴いたぞ。
俺はなるべく平静を装いながら
男1「だからよ〜。亜人の為に命張ってもしょうが・・・・」
0番「おい!!」
聞いてみた。何故か聞かれた途端ビクついて涙目になった。
男1「なっっ何だよ(泣)」
後から救出した子供達に聞いたが思っきし睨みつけてたらしい。
俺は思ったより此奴らの言葉にイラついていたみたいだ。
それよりも今聞き捨てならない言葉を聞いた。
0番「亜人というのはどの種族の事を指す?」
亜人という事は人間以外の知的生命体がいる可能性がある。
例えば、モフモフな獣人とかモフモフな獣人とかモフモフな獣人とか!!!!
とりあえず、この場所の情報を出来うる限り集めなくてはならない。
男1「はぁ?!!お前どんだけ田舎から来たんだ?」
0番「うるせえな!そこで転がってる奴みたいになりてえのか?」
男1「わっ、分かった。聞かれた事は全部答えるから斬るな。」
ったく。
最初からそうしろっていうの。
全く面倒くせえ。
まあ、脅しが過激だったせいか。
その後聞かれた事を素直に答えてくれたおかげで、様々な情報の入手に成功した。
大陸の名はアースグレイブ。
今、俺は中立の森という世間一般では誰も入ることができない。といわれている森にいるらしい。
種族は人間は主にヒューマンと呼ばれこのアースグレイブの中で一番多い種族だとされている。
ちなみに、このヒューマンが治めるほとんどの国が人間尊重主義を掲げるノース教に組してる。
おかげで、国を滅ぼされた獣人たち、国を持たないドワーフはほとんどが奴隷として働かされ、生きていくのにも苦労する様な状態らしい。
次にエルフだが主精霊魔法というのを得意しているようだが、それ以上のことはわからなかった。
そのほかに、金属を加工できるドワーフや身体能力が郡をぬいている獣人。
古くから邪神を信仰しノース教を目の敵にしている魔人。
そして、一番謎なのが、ミストラルと呼ばれる者たちだ。
こいつらは、全身が銀色の甲冑で覆われているらしく中身がどうなっているのか、どういう存在なのか、どのくらいの規模でいるのか、意思の疎通が可能なのかいまだに謎だそうだ。
だが、わかっている事はメチャクチャ強いという事だ。
噂によるとドラゴンを素手で殺したとか、襲ってきた人間を跡形もなく吹き飛ばしたとかだ。
聞いてて明らかにロボットだとわかるが、謎が多すぎる。
0番「・・・・とりあえず、聞きたい事は聞いた。質問は以上だ。」
男たちの目に希望が宿る。
男1「じゃあ、俺たちは帰してもらえるん・・・・」
瞬間、男1の声が途切れた。
なぜなら、俺が奴を真っ二つに斬ったからだ。
(ブッシューーー)
あたりに噴水のよう飛び散る血の音が心地良く聞こえるのは、俺が異常な証拠だろう。
男3「な・・・・??なんで?!・・」
最後に残った奴は唐突過ぎて、二の句が継げない様だ。
0番「ゴメンゴメン。言い忘れてた。俺、基本的に屑って認定した奴には容赦無い事にしているんだわ。だから、さようなら。」
男3「まっ待ってく」
(ザシュ)
こういう女子供だろうが何にも罪を犯してない奴を関係無く乱暴にする屑は俺から見たら生きているだけで無意味に思えてならない。
だから、俺は殺す。
これは俺の心をスッキリする為の自己満足だ。
そう言う意味では俺も屑なのだろう。
0番「とりあえず、朝一番に良いことしているんだわスッキリした。さてと袋の中に入っているのはどんな奴なのかな〜??」
この時俺は想像もしなかった。
袋に穴が開いていて俺の殺戮行為が見られコミニュケーションがままならない状態になるとは・・・。