ギルド
王都 【ラミア】に到着し俺達が真っ先に向かったのは冒険者ギルドだった。
もちろん、ギルドに行く途中何度も足を止められる羽目になったが(主にナンパ)障害を次々と乗り越え(男どもに股間スマッシュを放ったり)ようやくギルドにたどり着いた。
外見は冒険者ギルドと言うことで荒くれ者が多いから見た目もアレなんだろうな……と考えていたが木造2階建てで壁は清潔で白く大きな掛看板には【次世代の宝】とデカデカと書いてあった。
「意外だろ?
本当は薄汚れてた廃墟みたいな所だったんだけど領主のハウゼン家の方々が人員を投入して建て直したんだよ。
ギルドはお金を渡そうとしたんだけど一向に領主様が受け取らなくってねぇ、お金を貰う代わりに街の人々を支えるギルドになって欲しいって事で毎日毎日綺麗なギルドを保つ為にギルド職員が掃除を行っているんだよ。
もちろん、はハウゼン家の方々に恩がある奴はギルドの掃除を手伝うんだ」
ハウゼン家か……
会ってみたくなったな……
「なるほど……ハウゼン家の皆様はこの街が大好きなんですね……
あ、登録ってギルドで良いんですか?」
「あぁ付いて来な」
そう言ってギルドの扉を開けると中では多くの男どもが昼間から酒をガバガバ飲んでいた。
「ハァ…
相変わらず騒がしいギルドだね……
あ、エラン。
依頼の【精霊の乾燥果実】だ。
それと、この子達がギルドに入りたいらしいんだ、ティートは居るかい?」
「あらミゼルナ、よく見つけたわね。
ギルドマスターを呼んでくるから少しだけ待ってて」
そう言うとエランと呼ばれた女性はカウンターの奥から来た女性と入れ替わりに奧へと入って行った。
「じゃあエランさんの代わりに私が説明しておくわね。
冒険者ギルド…と言うよりも全てのギルドには独自のルールがあるの。
この冒険者ギルドは全部で4つあるわ。
1つ ギルドメンバーは全員家族。
2つ ハウゼン家の方々の依頼はどの依頼よりも優先で行うこと。
3つ ギルド内のいざこざはギルドの中だけで決着を付ける事。
4つ ギルドメンバーは家族だから手をかけたり暗殺の依頼が確認または暗殺を返り討ちにし依頼主が判明しだいギルドから退会、街の警備隊に引き渡す。
以上が極力守って欲しい事でギルドに入るための試験なんだけど」
「そこから先は私が言おう。
君達が【次世代の宝】に入りたいと言う子供達か…
ギルドに入るための試験は技能試験だ。
これからへ別室に行き最低ランクのD〜今いる最高ランクのAと戦い自分のランクを確定する。
もちろん、怪我や死亡しても我々は責任をとらん。
依頼に行って死にました。
じゃあ遺族にお金をドーン!!
ではギルドの経営が持たない。
人を助けて死んだのであれば、ある程度は考慮するが自分のレベルに合っていない奴の討伐に失敗し死んだのであれば自業自得だ。
それでも良いなら付いて来い」
そう言って体を翻しカウンターの奥に入って行くギルドマスターと見られる人の後ろにニアと何て無い顔であっさりと付いて行く。
「………試験は対人戦だ覚悟は良いな?」
「「はい!!!!」」
ー数分後ー
「もう無理です」
「ギルマス俺もう辞めます」
「俺も」
「僕もです」
やり過ぎたかな?




