本気の本気
ー朝ー
疲れが溜まっていなかった事が幸いしてミゼルナの悪戯を回避しまくり翌朝になっても疲れが残る事は無かった。
「結局、寝なかったねアンタ……」
「誰のせいだと……
もう良いです」
実は1回だけ寝てしまい警戒心が無くなってしまいそれをチャンスと見たミゼルナが左手で口を抑え右手で下腹部に手を伸ばした所で目が覚め、殺気を飛ばすとあっさりと引いたがその後も俺が寝ないかずっとチャンスをうかがていたのだ。
それに嫉妬したニアが俺の膝の上に乗り抱きつく様な格好で寝始め精神年齢が24歳の男にとって堪え難い苦難だったがこの体がまだ男の子で良かったと心底感謝した事には内緒だがヨムは傍らに寄り添うだけだったので1番癒された。
「ミゼルナさん
次の街まで後どれ位で着きますか?」
「そうだね…
大体このペースで3日もあれば到着するだろうよ」
「3日………
ニア、ヨム今よりももっと速く移動出来るか?」
「うん」
「バウッ」
「よし
ミゼルナさん背中に乗ってください移動速度を早くします。
あ、首にだけ捕まってくださいね?
それ以外だったら容赦しませんよ?」
ニコリと笑いながら昨晩とは比べ物にならない殺気を飛ばすと大人しくおんぶされる。
「じゃあ行こうか」
「アンタら一体どんな足腰してんだい……」
ミゼルナを背負ってから3分と経たずに聖都 【ラミア】に到着した。




