手とり足とり腰使い
その後ミゼルナに多くの事を教えてもらい荒方この世界の事については理解した。
まず1つ目
この世界の通貨について
銅貨…10円
大銅貨…100円
銀貨…1000円
大銀貨…1万円
金貨…10万円
大金貨…100万円
白銀貨…1千万円
大白銀貨…1億円
らしい。
てゆーか1億なんていつ使うんだよ(笑)
アレか?貴族の自慢用か?
そこの所を聞いてみると
「上級種の龍種は大白銀貨5枚で取引されることがある。
勿論、非合法だがな」
「危険ではないですか?」
「成人した龍種ならな。
だが卵の時から育てられ孵化して子供の状態からなら親と誤認されて危険では無くなる。
まぁつまり貴族共が自身の護衛や馬鹿子息のおねだりにホイホイと金を出す為に使うんだろう。
まぁ私みたいな冒険者で荒稼ぎしている連中には関係の無い金さ」
2つ目
付近の街やその付近を納める領主について
「領主はハウゼン家の皆様が納めている。
ハウゼン家の皆様はとても優しく亜人を差別しないし、私達亜人に職を提供してくれた。
優しい方々さ…」
なるほど…領主は案外まとも←これ重要
3つ目
「冒険者ギルドに入るためにはどうすればいいんですか?」
そう聞くと目を輝かせ尻尾をバタバタと振り始める。
「何だフィル!?ギルドに入りたいのか!!ようしギルドに入ったら私が手とり足とり腰使いを教えてやろう!!」
「腰は関係無いですよね!!?」
「あるに決まっているだろ!!
……いや、私が覚えていれば良いのか!!」
「そう言う事じゃ無くてですね!!」
もうダメだこりゃ!!手遅れだ!!末期だ!!
「まぁ冗談はさておき…」
「当然です」
「腰使いに幾つか極めるべき技が」
「そっちじゃなくて!!!!」
「冗談だ」
大丈夫かなこの人…
てかニアの奴、驚く程に静かだな。
チラリと後ろを見てみるとニアの頭がユラユラと船を漕いでいた。
「ははっ…ニア眠いのか?」
「んー…少しだけ…」
「そっか、じゃあ寝てもいいぞ?」
そう言うとニアが頭を横に振り反対の意を示し始める。
「駄目…メス犬とイチャイチャするでしょ……」
「メス犬ってのはミゼルナさんの事か?」
即座に思い浮かんだ疑問をニアに聞くと肯定の意を示すように首を縦に振る。
「おいおい……だったら俺の膝を使うか?」
ニアは返事をする前に水色の頭を俺の膝の上にゆっくりと落としスースーと寝息を立て始める。
「まったく…子供がはしゃぎ過ぎるんだよ…
所でフィル」
「はい?」
「私は寝るとき基本全裸だ。
何をされても滅多に起きないから好きにするなら深夜当たりだ…」
「野営に備えて僕も寝ます!!
お休みなさい!!」
「ちぇっ……」
「ニアはどんな種族なんだ?」
「え!?
ど、どうしてそんな事を…」
「だってあの娘の髪の毛って綺麗な水色だろ?
アンタは森の一族って種族だから知らないだろうけど、水色の髪の毛ってかなり珍しいんだよ…
もしかしたら街で面倒事に巻き込まれる可能性があるからね」
「あー…警戒心無いですもんね〜…」
「いや、あの娘はアンタの事だと…
いや、黙っていた方が良さそうだね」




