獣人族【ミゼルナ】
「す、すまなかった……」
【精霊の乾燥果実】を俺の手ごと噛んだ人はミゼルナと言うらしく1週間飲み食いをしていなかったそうだ。
そりゃ倒れるな……
「いえ。
噛まれた事で視覚的な痛みだけでしたので実際はそれ程、痛くありませんでした」
「そ、そうか……
恩を仇で返すようで申し訳ないがもう2粒あの食べ物を分けてくれないか?
獣人族は消化が速くて人族の3倍の速さなんだ」
どんだけだよ獣人族……
「大丈夫ですよ。
貴方が食べたのは【精霊の乾燥果実】なので約1ヶ月は飲み食いしなくても生きてられますから」
「そうなのかい?
て、【精霊の乾燥果実】!!!??」
「え、はい。
そうですけど?」
何だ何だ食いつきが(いろんな意味で)凄いぞこの人…いや、獣?
「じゃ、じゃあそれを1粒、1粒でいいから私に分けてくれ!!
依頼の納品物が【精霊の乾燥果実】なんだ!!」
ちょいまち
今、聞き逃せない単語が聞こえたぞ?
「依頼?
貴方は冒険者なんですか?」
「あ、ああ
ギルド『次世代の宝』の冒険者だ。
精霊の乾燥果実は貴族の中でも人気の品でギルドに依頼が入るほどの食べ物なんだ。
頼む!!1粒でいいから分けてくれ!!」
「じゃあ5つ渡しますから少しだけ耳を触らせて貰えませんか?」
「フィル!!?」
「ガウ!!?」
「そんなので良いのかい?
こんな耳でも良いならお安い御用さ」
そう言うと膝を降り目線の高さに獣耳が来るようにしゃがんでくれた。
分かっておるな
許可もでたし遠慮なく
えい!!!
モフッ…ピクン
…………モフモフ
ビクッ!!
モフモフモフモフモフモフモフモフ
ビクビク、ビックゥゥゥゥ!!!!
「あの、ミゼルナさん?」
「ん……どうした?」
「荒ぶる尻尾が足を叩いて痛いです」
それと後ろからの殺気がヤバいです
期待した?
期待した?
「いやね、何となく分かってたけどアンタ趣味悪いな」
その趣味が悪い奴に創造されたのは何処の誰だ?
「まぁ、俺なんだけど」
奴隷、お嬢様、獣人族、エロフじゃなかったエルフ………
んー皆捨て難いな……
「何の事だ?」
お前のハーレm……
「死ね!!!!」
ゲボァ!!!!!!!!!!???




