ＣＡＲＮＥＬＩＡＮ・ｅｙｅｓ 歌集

愛の行方

『愛の行方』

作曲　坂井未佳　　作詞　小歩路厘　　編曲　手神広人

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いつもの道を　少し遠回り

そうすることで　あの人に会えると知りながら

二つ肩を並べて　寄り添うように歩いてく

その手を握りしめながら　他愛もないこと言い合って

この時間(今)が終わらぬことを

絶えまなく願う　幼い自分

もう少し隣りに居させて・・・

口では言い出せぬ想いを胸に　黙ってその手を握り返した

愛の行方

それは誰も知らない

知りたいような気もしたけれど

止めどなくそれが　恐く感じた

私はまだ　ここでいい・・・

数で表せぬ時間の中を　私は君と過ごしてく

「相変わらず」と口にする友人達(世間の目)

でもその傍ら　君への愛は少し遠巻き

まるで　弱い雨に阻まれたよう

もう君の心が　靄（もや）のせいで見えないよ

想いのままに伸ばすこの手ですら

あの日のように　掴めない・・・

私は変わらずにここにいるよ・・・

この声をいつ　君は聞いてくれるだろう

愛の行方

それはとても身勝手

手放せばきっと　何処か遠くに飛んでいく

この手が少しだけ　傷だらけになっても構わない

少しだけ成長(大人)になった私を

見つめ返して

あの時躊躇ったことに

もう逃げ出さない・・・

愛の行方

行く先は何処なの？

小さな問いに想い馳せる　私はきっと幸福者（しあわせもの）ね

君と同じ場所（トコ）で　生きているのだから

形型（かたち）なんてなくていい

ただ心の片隅に　残ればいい

自由すぎるものに

居場所（すみか）なんていらないの

明日は何処を彷徨おうか

何もかもが分からないから

今この現実（とき）は　キレイに光り輝くよ