森の中での買物
未奈斗side―――
「ふぁ………」
欠伸をしながら多分目を開けると、アリスさんの顔が僕の目の前にあった。
「うわっ!?」
「そんなに驚かなくても良いじゃない。朝食はあなたが起きるのが遅いから作っておいたわよ。」
「あ………すいません。」
「別に良いわよ。後、敬語は出来るだけ止めてくれない?慣れてないのよね。後、呼び捨てでお願い。」
「わかりま……わかったよ。」
「じゃ、朝食を食べましょうか。」
そう言うアリスさ……アリスについて行き、朝食をとることにした。
少年食事中…………
「で、今日はまず、香霖堂って所に一緒に行くわよ。そこで未奈斗の護身用の武器を買うわよ。」
「あ、お金は………」
「別に後々返してくれれば良いわよ。もしかしたら、外の世界の物を売れば物凄い値段で返ってくるかも。」
「そっか。じゃあ、一応外で使ってた財布を持って行っておこうかな。」
「そうしてちょうだい。さ、行くわよ。」
少年少女移動中………
「ここよ。ここが香霖堂よ。」
「………ガラクタ屋敷?」
仕方ない、だってすこしぼろっちい小屋に色んなガラクタがあるんだから。でも、ちゃんと看板があるし、ちゃんとした店………だと思いたい。うん。
「じゃあ、私は行くところがあるから、自分で入って自分で調べて自分買っておいて。」
「あ、うん。わかった。」
「じゃ、また来るから。」
そう言ってアリスは飛んで何処かに行ってしまった。な、なんて理不尽なんだ………
「悩んでいても仕方が無いな………」
僕はドアを開け、香霖堂へと踏み出した。
「おや、珍しいね。人間が一人で来るなんて。」
「アリスの案内で来れたんです。あ、僕は日向未奈斗って言います。」
「ああ、あの人形使いね。僕は森近 霖之介。この香霖堂の店主さ。それで、今日は何を御所望だい?」
「えっと、護身用の武器を買おうと思って………何がありますか?」
「うーん、特定は出来ないけど、外の世界の物はある程度あると思うよ。その辺りにいろいろあると思うから、決まったら教えてよ。」
霖之介さんは、乱雑な店の中で、更に乱雑になっている部分を指差した。そこには、本当にいろいろな武器があった。剣、弓、短刀、槍………しまいには外の世界でもゲームの中でしかないガンブレード……日本名にするなら銃剣が雑に重なっていた。
「うわぁ……なんだか、どれも捨て難いなぁ……」
「本当にそれだけ買うつもりかい?」
「外の世界のお金がこちらでいくらになるかによりますが。」
今、僕が買うと言った武器は、刀、二丁拳銃、槍、弓、ガンブレード、チャクラム、双短刀と、半端無い数の武器があった。多分、足りない………
「ふむ………じゃ、見せてくれるかい?」
「はい。これで………」
僕は一万円札を始め、いろいろな札、硬貨、そして昔の札まで出してみたら、霖之介さんの目が変わった。
「そ、それは……!」
「どうしたんですか?」
「僕が見たことがない………未奈斗君、これ一枚でその武器全てを売るよ。それほどの価値がある。後、ここでも一応は外の世界のお金は使えるよ。ただ、価値が高くなるから。」
「え、本当ですか!?」
「うん、大丈夫だよ。あと、鞘をつけられるベルト、銃と双短刀、チャクラムのホルスター、槍を背負う為の紐、矢が何故か無限に出て来る矢筒もプレゼントするよ。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
「まぁ、まずは使えるようにならないとね。この近くにすこし開けた場所があるから、ちょっとやってみたらどうだい?僕も見てみたいしね。」
「そうですね。じゃあ、すこし案内をお願いします。」
「うん、じゃ、行こうか。」
少年青年移動中………
「ここだよ。」
「たしかに、良い場所ですね。」
霖之介さんに連れてこられたのは本当に開かれた場所だった。
「さ、まずは刀かな………?」
そう言うと、刀の鞘に手を掛け、少し前傾姿勢になる。勿論、抜刀術の姿勢だ。
「―――シッ」
普通に振ったはずなのに、軽くソニックブームが起こりました。何故に………
そして木の中のみ木っ端みじんに。もうどうにでもなれ…………
あの後、全ての武器を試したけど、全てが達人レベルの疾さと威力が出た。僕の能力、本当は『全ての武器を扱える程度の能力』じゃないかなぁ………
「ほう………凄いね。刀は流石に白玉楼の庭師には負けるけど、他の武器はどんな人、いや妖怪にも負けないはずだよ。」
「はぁ。そうですか………」
「……そうだ。もう少しである奴が来るんだが、そいつに模擬戦を頼んでみよう。」
「………はい?」
死亡フラグーーーっ!!
駄作になってしまいました。実はまだ何故こんなに未奈斗君が武器を扱えるか考えておりません(汗
次は一応未奈斗君sideです。