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永夜異変―――守護者とのすれ違い

長い間更新できなくて申し訳ありませんでした!

しかもテスト中に無理矢理書いたのでグダグダ感が物凄いかもしれませんが、暖かく見守って下さい。



涼side―――


俺と咲夜さんは紅魔館から霧の湖を過ぎ、人里へと向かっていた。


「涼、人里に行って何をするの?人里が原因な訳は無いでしょう?」


「はい。まず、人里の守護者に何が起きているのかを聞かなければ。元の世界と完全に合致している訳では無いかも知れませんし。」


「そうね。」


咲夜さんが相槌を打つと、俺はすこし顔を強張らせて言った。


「ただ………一つだけ不安要素が………」


「どうしたの?」


「守護者の気が立っていれば、穏便に話し合いで済まない可能性があります。そうなったらそうなったときですけどね。」


「その場合は弾幕で叩きのめすだけよ。」


「ははっ、そうですね。」


そう言い合うと、人里に向かっているスピードを上げた。








少年少女移動中………








「おかしい………」


「えぇ、おかしいわね………」


俺と咲夜さんはずっと人里の方向へと飛んでいるし、スピードも上げているのだが、人里に着くことはおろか、見えやしていないのだ。


「どうしてだ………?」


「む、怪しい気配がすると思ったらお前達か。」


俺が呟くと同時に、俺達二人の横から厳格な声が聞こえてきた。


「あら、人里の守護者である者にもかかわらず、人里をほっぽりだしていいのかしら?」


「既に人里は隠してある。問題は無い。」


―――歴史を食べる半獣、上白沢 慧音。


「慧音さん、俺達はまず人里に行かなきゃならないんだ。出来たら戻してくれないか?」


「それは出来ない。まだ違和感が残っているし、お前達は一度異変を起こしている。だからこんな時は余り信用できない。」


「………じゃあ、力ずくで戻してもらうわ。涼、私に任せて。」


「分かりました。頼みますよ、咲夜さん。」


そう言って俺は一歩分下がり、慧音さんと咲夜さんが対峙した。


「さ、どこからでも来なさい。」


「その余裕、へし折ってやろう!」


二人は、弾幕を一斉に発射し、互いに距離を取った。


「さあ、さっさと決めるわよ!」


「私をあんまり舐めるなよ!」


咲夜さんのナイフが慧音さんへと放たれるが、慧音さんは何処に来るか分かっていたように回避する。そして慧音さんからは一定のスピード、そしてコースを走る弾幕が放たれる。


「なかなか避けにくい物を撃つわね………」


「お前が弱いだけではないのか?」


「あら、先生が年下に挑発かしら?」


「ふん、お前に使うほど挑発は安っぽい物ではない!」


その言葉と共に、慧音さんはスペカを取り出した。


「悲劇『火産霊の誕生』!」


直後、慧音さんの回りに球体が発生し、そこから剣の形をした弾幕が放たれた。


「……………何も無いわね。」


「咲夜さん、剣から目を離さないで下さい!」


咲夜さんが一瞬、剣から目を離しかけた時、そう叫ぶと同時に、剣から弾幕が放たれた。


「なっ!?」


「慌てないで下さい!あの弾幕の隙間を縫って行けば何とかなります!」


咲夜さんは一瞬戸惑いを見せたが、何とか弾幕の間を通っていく。


「やってくれるわね………」


「ふん、油断していただけだろう?」


「そう、ね!」


球体から次々と剣が現れ、そして弾幕を放っていく。慧音さんからも大きい球体弾幕が放たれ、咲夜さんの逃げ道をじわじわと削っていく。


「くっ………仕方ないわね。」


咲夜さんはそう呟くと、メイド服からスペカを取り出し、発動した。


「食らいなさい、幻符『ジャック・ザ・リッパー』!」


「なっ………?」


咲夜さんが発動したスペルに、俺は聞き覚えが無く、どんなスペルなのか分からなかった。

しかし、直ぐにこのスペルがとんでもないものだと知ることになった。


「切り裂かれなさい。」


スペルを発動した為、慧音さんのスペルが解除され、次の瞬間、俺の目に映ったのは、おびただしい数のナイフが慧音さんの回りに不規則に並んでいた。


「くっ………!」


「さあ、よけきれるかしら?」


その言葉とともに、ナイフが慧音さんに襲い掛かった。

だが、全てのナイフが不規則に並んでいるため、明確な避け方が分からない。慧音さんもそのことで戸惑っているようだ。


「くっ………咲夜、いつの間にここまで………」


「私は、完璧なメイドでいなければならないの。そのために必要だった。それだけよ。」


「成る程な………しかし、まだ終わるわけにはいかない!」


慧音さんは避けながらスペカを取り出し、頭上に掲げた。その時、俺はスペカの名前がちらりと見え、咲夜さんに叫んだ。


「咲夜さん!あれはヤバい!」


「上等よ。来なさい!」


「いい心掛けだっ!想符『黄泉国の悲劇』!」


スペルが強制解除され、咲夜さんは真剣な目で慧音さんを見た。

そして、咲夜さんの左右に弾幕の壁が展開された。


「………これだけかしら?」


「そんなはずは無いに決まっている。さあ、受けられるか!?」


慧音さんの周りから、球体弾幕、円盤弾幕、そして銃弾型弾幕が咲夜さんに先程と同じようにじわじわと迫って来るが、咲夜さんはそれを慌てずにかわし、左右にあった弾幕の壁が崩れて行った。


(今!)


咲夜さんはこれを見て、一気に慧音さんへと詰め寄ろうとした。が、


「まだまだ甘いぞ。」


慧音さんの前にまたもや弾幕の壁が出来ようとしていた。


「くっ………こうなったら………!」


咲夜さんは持っていたナイフを弾幕の隙間を通らせ、慧音さんへと思い切り投げつけた。慧音さんは弾幕の隙間を通ってくるとは思わなかったらしく、驚愕の顔を浮かべ、そのナイフに被弾した。


涼「やっと更新したと思ったら凄い低クオリティだな。」


作「言わないでくれ………必死こいて考えて書いた結果がこれだ。」


涼「まあ、更新をずっとほっぽり出すよかマシだけどさ………」


作「それに、慧音のバトルシーンは難しいんだよ。つか弾幕シーンの描写が難しい。」


涼「おい。それなら弾幕ごっこじゃなくて完全格闘バトルにすりゃよかったじゃねえか。」


作「………ちょっと次から考える。」


涼「そうしてくれ。次話は未奈斗達だな。」


作「そしてあの苦労人が登場。あのキャラが一番難しそう………」


涼「あまり期待はしないで下さい………では、また次話で。」

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