紅い館で大宴会―――涼の挨拶回り・霧の湖・冥界編
何人か、キャラの話し方が掴めていない奴がいます。ご注意ください。
涼side―――
「さて、と。仕事も一段落したかな?」
俺は宴会が何故か早く始まった後、未だ残っていた仕事を片付け、ようやく自由な時間になった。
「フラン様はいないし………どうしようか。」
俺がそう呟くと、フラン様が向こうから走ってきた。
「ねぇねぇ!フランのお友達が来てるから、一緒に行こ!」
「フラン様の御友人?ああ、この頃いなくなっていることがあると思ったら、御友人の所へいってらっしゃったのですね。」
「うん!だから、ちょっと紹介しようと思ったの!ついて来て!」
そう言ってフラン様は走り出し、俺もフラン様の後を追い掛けた。
少年主人移動中………
「おーい!チーちゃん!連れて来たよー!」
フラン様の後をついていくと、そこには俺も見たことのある青い妖精と緑の妖精、そして黄色の髪をした妖怪がいた。
「遅いじゃない、フラン!………で、あんたがフランの執事の涼ね?」
「その通り。フラン様の専属執事をやらさせていただいてる、彩華涼だ。」
「あたしはチルノ。よろしく。」
そう言ってチルノは手を差し出してきた。あれ?チルノってこんなにしっかりしてたっけ………?
「あ、ああ。よろしく。」
「それと、あそこの二人は大ちゃんとルーミア。」
「初めまして。大妖精です。大ちゃんとよんで下さい!」
「ルーミアだー。よろしくなのかー。」
「よろしくな。」
俺が二人に挨拶をすると、フラン様が三人に話し掛けた。
「ねえねえ、皆大丈夫?」
「はい。大丈夫ですよ。」
「あたしも。ルーミアは?」
「おっけーだよー。」
「フラン様。何かするのですか?」
「んーと、内緒!後で分かるよ!」
「………?了解しました。」
そういい、俺は気にしない事にして、四人で談笑を楽しんでいると、チルノ(カリスマチルノと判明)が思い出したように話した。
「そういえば。サニーとスターとルナは?」
「あの三人は………あ、きたきた。」
フラン様が言うと、向こうからとんでくる三つの影が見えた。
「ごめん!皆で練習してたら遅くなった!」
「ごめんなさい………」
「ごめんね。」
「良いと思うー。練習なら仕方ないのかー。」
「そうよ。気にしないで良いわよ。」
「そっか。で、この人だれ?」
「フランの執事の涼だよ!」
「………よろしく。スターサファイア。スターって呼んで。」
「あたしはサニーミルク!サニーって呼んで!」
「初めまして。ルナチャイルドよ。ルナと呼んでね。」
「ああ。よろしくな。フラン様、この三人もですか?」
「うん!ま、期待しててよ!」
「了解しました。」
この後、七人で談笑すると言うことになったが、フラン様が、
「あ!ごめん涼!今から行く所があるから、好きなとこに行ってて!」
「はあ………了解しました。」
そう言って、フラン様達は飛んで行った。
「そうだな………今からどうしようか。そうだ。冥界の二人に会おう。」
そして、俺は冥界のあの二人を捜しに行った。
少年捜索中………
「あ、いたいた。」
俺の目の前には、冥界の二人………幽々子と妖夢、そして、その二人と話している未奈斗がいた。
「おーい、未奈斗!」
「あ、涼。フランの所にいなくていいの?」
「今は暇なんだよ。んで………幽々子さんと妖夢さんだな?」
「そうよ〜。あなたが涼ね〜。」
「あ、あなたが涼さんですか。初めまして。魂魄妖夢です。」
「彩華涼だ。フランドール様の専属執事をやっている。」
挨拶をすると、幽々子がいきなりこんなことを言い出してきた。
「そうだ、涼。うちの妖夢の婿さんにならない〜?」
「はい!?何を言っているんですか幽々子様!?」
「いやいや、俺にはフラン様の執事という何事よりも大切な仕事がありますので………」
とりあえず冷静に返すと、幽々子がどこからか取り出した扇子で口元を隠しながら笑って言った。
「冗談よ〜。妖夢の驚いた顔が見たかっただけよ〜。」
「そんな理由で言わないで下さい!」
妖夢が幽々子に注意(?)をしていると、未奈斗が幽々子に話し掛けた。
「幽々子さん、今日の宴会って何かあるんですか?プリズムリバー三姉妹とアリスがいなくなってるんですけど………」
「何かね〜、何人かで曲を歌うらしいのよ〜。」
「あ、そういえばフラン様も練習がなんとかって言ってたな。」
「私達はやりませんよ?確かに出来ますけど、二人ではちょっと………」
妖夢がそう話すと、俺はにやりと笑って未奈斗の方を向いた。
「………未奈斗。」
「え、まさかやるの?」
「もちろんだ。幽々子さん、ギターとキーボードありますか?」
「あるわよ〜。」
「二人でやられるんですか?」
「ああ。昔、元の世界でやってたんだ。」
「そういえば異世界人でしたね………」
「涼、曲は?」
「え?勿論俺達が一番弾いたあの曲だろ?」
「はぁ………確かにかぶりはしないだろうね。じゃ、ギターボーカル頼んだよ。」
「任せろ!」
そう言った後、二人に練習してくる事を告げ、二人と別れた。
「さあ、久々のライブだな。」
「うん、三人足りないけど………あの曲は大丈夫だよね。」
俺達は紅魔館から少し出て、練習を始めた。
涼「昨日更新出来無かったからってこんなに早く更新するか。」
作「いや、なんかね………思い付いたから書いたんだ。」
涼「にしても三妖精の口調グダグダじゃねーか。どうすんだこれ。」
作「これだけはやってしまったと思っている。反省はしている。」
涼「後悔もしろよ。」
作「では、次話は曲を知ってるだけ注ぎ込みます。ぐだぐだにならないようにはします。」
涼「また次の話で!」