表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/63

春雪異変―――舞い踊る雪の精・黒き謎の刀使い

やっと一つの動きが………



涼side―――

「うむ………魔法の森ってどこだっけ………?」


俺はいま、絶賛迷子中である。何故なら………


「咲夜さん、時止めて一人で行かないでくれよ………」


このような訳である。そして置いてきぼりを食らった俺は、フラフラしながら、魔法の森らしき場所を探し回っているという訳である。


「あー、ヤバい、マジでどこだ?」


「どうしたの?お困り事?」


俺が呟くと、後ろから声がしたので振り向くと、白い服を着た女性がいた。


「こんにちは。良い雪日和ね?」


冬の忘れ物―――レティ・ホワイトロック。確か妖々夢第一ボス。


「みたいだな。一つ、聞きたい事があるんだが………」

「何?まあ答えてあげるよ?勿論、条件付きで。」


「………まずその条件を。」


「私と、弾幕ごっこして、貴方が勝ったら教えてあげる。」


「………仕方ないな。やるぞ。」


「交渉成立。じゃ、始めるよ?」


刹那、レティから弾幕が大量に発射された。


「いきなりか!」


なんとか避けながら、レティに剣型の弾幕を放っていく。そのような通常弾幕の応酬に、レティが痺れを切らした。


「あぁもう………面倒臭い。白符『アンデュレイションレイ』」


「え、それ!?」


予想外のスペカに驚いたが、冷静に対処していく。そして、ふよふよと浮かんでいたレティに剣型の弾幕をありったけ放った。








「うーん、負けちゃったし、魔法の森への行き方………ってか方向を教えるよ。ここから多分北に行けばいいよ。」


「ありがとな。じゃあな。」


そういって俺は北へ向かって飛んで行った。しかし、俺は見てなかった。レティが悪戯な笑みを浮かべていることを………




「フフッ………本当は魔法の森の方向なんて"知らない"んだけどね。ま、多分って言ったし、嘘は言ってないしね。」








「くそう、嘘は良くない………あ、多分って言ってたから嘘じゃねぇ………」


レティの言った通り来ると、何故か変な森に着いてしまった。だってキノコが動いてるんだもん………何なんだこれ?


「はぁ………って、あれは………咲夜さん?よかった、ここが魔法の森なんだ。」


俺は遠くに咲夜さんが誰かと戦っているのが見えた。


「………ぁっ………」


「きゃぁぁっ!!」


「っ!咲夜さん!時符『リタルダンドタイム』!」


俺は時を一時的に遅らせ、地面へとたたき落とされている咲夜さんの下へ潜り込んだ。


「よ………っと。大丈夫ですか?」


「く………っ、気をつけなさい、涼。あいつ………相当強いわよ。」


そう言われて、咲夜さんの目線を辿ると、俺の記憶上、見たことのない黒いコートを頭まで被った男がいた。


「あぁもう、十六夜咲夜の次は誰だよ、ほんと。で、邪魔するの?」

………何か聞いたことある声だな………


「邪魔する気は無かったが、咲夜さんを傷付けられて黙ってはいないな。」


「あぁ、やっぱり邪魔するんだ………もういい、ぶっ飛ばす。」


奴はそう言った瞬間、コートの中から武器を大量に出現させ、構えた。


「へっ………そう来なくっちゃ、本気だせねぇな。」


「あぁもう、時間かかり過ぎ………アリスに説教されるな、これ。お前に八つ当たり感覚で行くからね。」


「あんまり紅魔館の執事をなめるなよ?」


俺は剣を構え、奴は刀を左手で構え、突進した。


涼「おい、あれって………」


作「ストップ。考えつかなかったからああなったんだ。」


涼「ちっ………当初の考えと全く違うじゃねぇか。」


作「うぐ、確かに当初なら………っと、こっから先はネタバレかな?」


涼「いや、もう皆分かってるから。」


作「でしょうねぇ………さて、そろそろ薬を飲まないと」


涼「まだ治ってねぇのかよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ