寒い寒い春の日
ちょっとグダグダ。そして日曜に更新出来ない可能性が………
涼side―――
「寒っ!」
「寒いわね。今何月よ?かなり長い間寒い様な気がするんだけど?」
俺が紅魔館に来てから早半年。俺と咲夜さんは二人で紅魔館の庭で休み時間を潰していた。しかし、雪が積もっていて、座ることもないまま歩いていた。咲夜さんに言われて持っていた日記で日にちを確認した。
「今………うげ、五月です。」
「嘘でしょう?もう春じゃない。春告精もいないじゃない。」
「でも事実です。………あれ?まさか………」
そう言って俺は頭を現代へと切り替え、五月に雪が降る異変を調べると、一つ当て嵌まる大きな異変があった。
「………咲夜さん、レミリア様に報告しましょう。」
「いきなりどうしたの?………まさか。」
「ええ、これは異変です。立派な。その名も―――」
未奈斗side―――
「え、今から?」
「ええ。ちょっと魔法薬の材料集めにね。今はもう春でしょう?」
アリスがいきなりそんなことを言い出した。しかし、僕は窓を見てから首を傾げて言った。
「え?何で?雪がまだ積もってるよ?」
「あら?本当ね………どうしよう、もう暖を取る魔法薬が切れかけているのよ………いつもならもう春なのに………」
「仕方ない、僕が行ってくるよ。どんな材料?」
「悪いわね。材料は紅色をした向日葵のような薬草よ。いつもならこの近くに群生しているんだけど………無かったら香霖堂まで行くしか無いわね。」
「ふむ。なるほど。じゃあ行ってくるよ。」
「あ、待ちなさい未奈斗。寒いだろうからこの上着を着て行きなさい。」
ドアを開けようとしたとき、アリスが黒いフード付きの上着を貸してくれた。
「ありがと、アリス。」
「あ、あの、未奈斗が風邪でもひいたら困るから貸すんだから。………ほんとは心配だからだけど。」
「ん?何か言った?」
「い、言ってないわよ。早く行ってきて。」
「うん、了解。」
貸してくれた上着を羽織り、僕はドアを開けて飛び立った。
「うー、寒いなぁ。早く見つけないとなぁ………」
涼side―――
「………で、少し行かせろ、と。」
「真に勝手ながら………ですけどね。」
「いいわ。そのかわり、咲夜も連れていきなさい。一緒の方が大丈夫でしょう?」
「了解しました。」
俺はレミリア様に何とか外出許可をもらい、咲夜さんと合流しに動いた。
「あ、いたいた。咲夜さん!」
「涼、どうだった?」
「ああ、二人で行って来いって言ってましたよ。」
「そう。じゃあ、まずは魔法の森の方に行ってみるわよ。」
「ん、了解。」
咲夜さんと合流した俺は、二人で魔法の森を目指して月が光る夜の空へと飛び立った。
さて………春雪異変………開幕だな。
涼「おい、どうした作者。」
作「どうやらマジで扁桃炎になったみたいだ………」
涼「このように、マジで死んでますので更新出来ない可能性大です。」
作「出来る限り………二日に一回更新を続けたい………と思います………ゲホゲホ」
涼「作者の代わりに。感想、指摘、お気に入り登録をお待ちしております。あと、PVがついに10000越え!皆様、本当にありがとうございます。いつか、10000突破記念話でも書かせていただきます。」