紅霧異変―――紅魔館の二重門番
アクション系弾幕ごっこの開催です。
涼side―――
「さあ、もう霊夢がそこに来てるな。」
いきなりなこの展開。ずーっと庭をうろうろしていたら、いきなり爆音が聞こえた。いや、来るとは思ってたけどこんなに速かったっけ?ルーミア、チルノはどうした?
「―――印!」
何か聞こえた後に、美鈴の悲鳴が聞こえた。多分、夢想封印でやられたんだろう。
その声が聞こえると、俺はレミリア様からもらった剣を構え、どこぞの庭師と同じような雰囲気を纏う。
「さあ、来いよ。」
そう呟いた瞬間、門がド派手に破壊され、予想通り、博麗霊夢がずかずかと入って来た。
「誰よアンタ。私は忙しいからちょっとどいて。」
「生憎、その用事の邪魔が仕事なんでな。その願いは聞き入れられないな。」
「はぁ、なんでこんなに武闘派の奴がいるのよ………」
「ま、ある程度邪魔してやるぜ、博麗霊夢?」
「何でアンタが私の名前を知ってるのか知らないけど………邪魔するなら力付くよ。」
その瞬間、霊夢の後ろに大量の札が展開された。
「追尾機能付きか?ま、俺の弾幕も楽しんで行けよ。」
俺も霊夢に負けじと弾幕を展開させる。その形は札のものやナイフのもの。そして独自の剣の形をした弾幕だ。
「さっさと終わらせるわよ。霊符『夢想封印』」
「甘いな、こっちからも行くぜ?火符『アグニブライト』!」
霊夢からは特大の追尾弾、俺からはパチュリー様のスペカを模倣したものが放たれ、その二つは二人の中間点で衝突し、爆ぜた。
そして次の瞬間、通常弾幕での応酬が始まった。俺は剣を振ってそこから弾幕を発射し、霊夢は札をそのまま投げてくる。俺はいつ陰陽玉をやられるか心配しながら、剣を降り続けた。
「アンタ中々やるじゃない。本気の私にここまでついて来られるなんて。」
「そいつは光栄だな。だが、嘘は付くなよ?」
俺がそう言うと、霊夢ははぁ、と溜め息をついて言った。
「何でもお見通しな訳ね………なら、終わらせるわよ。」
そう言って霊夢はスペカを取り出そうとした。
それを阻止しようと、俺が先にスペカを発動させた。
「お先に失礼、だぜ!終幕『テラーオブレッドキャッスル』!」
そう言った直後、俺は何回も剣を霊夢に向けて振り回し、大量の弾幕をばらまいた。
「くっ………邪魔ね………」
「………さぁ、終幕だ!」
「なっ!?」
目の前の弾幕に気を取られ、上に飛び上がった俺を霊夢は見失い、見つけた頃にはもう遅かった。
「ぶっ飛びな!」
俺は空中で作った超特大の弾幕を霊夢に向けて蹴り飛ばした。
「だから甘いのよ。」
そう言って霊夢は二つのスペカを取り出した。
「夢符『二重結界』。」
「なっ!?それは………!?」
二重結界により、俺の放った最後の弾幕は防がれ、最後のスペカと思われるものを発動された。
「終わりよ。宝具『陰陽鬼神玉』。」
俺は放たれた特大の陰陽玉に吹き飛ばされ、壁にぶつかって意識を失った。
涼「あー、負けた。」
作「そりゃ、いくら何でもストーリーを完全に止める訳にもいかんしねぇ。」
涼「つか、なんで紅魔郷なのに二重結界と陰陽鬼神玉使ってんの?妖々夢とすいむそう(漢字忘れ)でしょ?」
作「これくらいは許されるかと。ま、大丈夫でしょう。」
涼「ま、いいか………それでは、また次の話で。」
作「お気に入り登録して下さった皆様、本当にありがとうございます。これからも精進して参りたいとおもいます。」