紅霧異変―――関係ない森
本当に関係が無いです。
未奈斗side―――
「あー、紅霧異変かぁ………」
そう言いながら、僕はアリスの家のリビングで、アリスとティータイムをしている。アリスには、外の世界で、この世界があったことを話している。
「未奈斗の世界では、これが最初の異変だったんでしょ?」
「うん。確か首謀者はレミリア・スカーレット。紅魔館の主だったはず。」
「また面倒な奴ね………私は会ったことは無いけど、変な噂しか聞かないわよ?」
「例えば?」
「何やら、メイドをペットとして扱ってるとか………」
………何やってるんだろ、咲夜さん………そう思いながら、顔をしかめて言った。
「………信じたくないなぁ………」
「ええ。全くよ。………それにしても暇ねぇ。」
「うん。外に出たら出たで気だるさが来るし………あ、アリス。この家に楽器ない?」
「一応、あるにはあるけど………未奈斗、弾けるの?」
「鍵盤ならね。」
少女捜索中………
「あったわ。」
「これは………キーボード、かな?」
「ちょっと前に幽霊の三人組がいて、その赤い幽霊に譲ってもらったの。弾けなかったけれどね。」
「プリズムリバー三姉妹か………」
僕は心の中で、まだ春雪異変って起こってないよね………?と呟いた。
「さ、何を弾いてくれるの?」
「うーん………そうだ。外でのアリスのテーマソングを弾こう。」
「そんなのがあるのね………」
そうやって弾き始めたのは、人形裁判の歌バージョン、少女人形だ。
「あら、なかなか上手いじゃない。」
「ありがとう。ま、この曲は結構練習してたからね。」
弾きながら、僕は言葉を返した。
少年演奏中………
「どうだった?」
「とてもよかったわよ。」
「よかったぁ………」
そう言って胸を撫で下ろすと、ドアが破壊される音が聞こえた。
「アリス、邪魔するぜ!」
「なら帰りなさい。」
勿論、破壊してきたのは魔理沙。これで(僕の記憶上)累計三十二回目だ。魔理沙だとわかったアリスは、すぐに人形達で攻撃を開始した。
「おっと!今日は借りにきたんじゃないんだぜ?」
「それなら何よ?」
「この紅い霧をどうにかs「断るわ。」最後までいわせてくれよ………でもなんでなんだ?」
「あんたは単細胞だから分からないだろうけど、この霧、ちょっとずつ妖力とかを吸ってるのよ。だから私は無理。未奈斗もダウン。」
「しかたねぇな。なら私一人で行ってくるぜ!」
そういって今にも飛び出しそうな魔理沙に僕は言い放った。
「湖に向かって行けばなんとかなると思うよ!」
「情報提供感謝だぜ!」
そして、嵐のように去っていった。
「………はぁ、直しますね。」
「お願い。全く。魔理沙は………」
僕は目を閉じて、イメージを膨らませる。僕の能力、『身体によって概念を破壊する程度の能力』を発動させた。
「………『壊れている』という概念を破壊。」
そう宣言して扉の残骸を蹴る。すると、バラバラになっていた破片全てがもとの扉の形になり、もとの場所に戻った。
「本当、その能力は強力ね。」
「自分に関係するか、無機物にしか反応しませんけどね………」
勝手がいいのか悪いのか………僕だけでは分からない。
「………そういや、元気かな………」
「涼って子?多分大丈夫よ。………紅魔館に落とされてなければ。」
「………そう願っておくよ。」
そうして、紅霧異変に関係を持つことなく、僕とアリスは過ごすことになる。
未「ま、始まって解決に向かう寸前ってとこだね。」
作「そういうこと。一応、次は涼君のお話。この中では弾幕ごっこは完全に格闘ゲームのようになっております。そこをご注意下さい。」
未「そういえば、能力出したね。」
作「一瞬で思い付いたから実行した。ま、マシなはず。」
未「そうだね。さ、じゃあ次の話もお楽しみに。」
作「お気に入り登録してもらえれば感無量です。泣いて喜びます。」