第四話 王都スベルキア
超絶久しぶりの投稿です。遅くなって申し訳ない。
エリナと出会ってから2日が経った。あれから色々あった気がするけれどそれは省かせてもらおう。
とにかく色々あったのだ。
そんな長い旅路を経て、ついに俺達は王都スベルキアへと着いた。
さてと、ここからが問題だ。身分がはっきりしてなくてもこの王都の門をくぐることができるのか? それが問題となってくるのだ。
エリナはこの門から出たからいいかもしれないけど、俺は一度もこの門を通ったことがない。
やばい余計に怖くなってきた。
しかし、俺は王都の門をくぐらなければならない。怖がってる暇はないんだ。
そう心に決めた俺は、王都へ入るために並んでる人たちの後ろにエリナと共に並ぶ。
「そういえば賢者様は身分証になるものを持っているんですか? 」
「残念だが、持っていないな。あと賢者様は辞めてくれ。ユウキで構わないよ」
「わかりましたユウキ様」
「それで身分証がないと王都には入れないのか? 」
「私も詳しくは知らないんですけど、罪人とかじゃなければ仮の身分証が与えられるそうですよ」
「なるほど…」
罪人か罪人じゃないかと問われれば俺は間違いなく罪人に分類される側だと思う。だって俺はこの王都の…いやこの国の英雄を殺した。罪人と呼ばれても俺は何も言い返すことができない。罪人と出たらその時はその時だ。その時になれば何か考えが浮かぶだう。
そんな事を考えているうちに段々と並んでいた列が短くなる。どうやら次が俺たちの番らしい。
前の人はスムーズに進んだので俺たちの番になる。
「身分証の提示をお願いします」
門番の騎士がそう言った。
「すみません。俺は身分証をなくしてしまったのですが、その場合はどうなるんですか? 」
久しぶりに敬語を使ったけど、うまくできているかどうかはわからない。
「そうですか。それではこちらに手をかざしてください」
そうして門番の騎士が持ってきたのは謎の丸い玉だ。たぶん、これで罪人かどうかを見分けるのだろう。
俺は深呼吸をする。そうしてそのまま手をかざす。手をかざしたとたん玉が白く光りだした。
「どうやら、大丈夫みたいですね。それではこれを」
そう言って仮の身分証らしき物をもらった。
「仮の身分証ですと、最大でも3日までしかこの王都には滞在できないのでそれ以上の滞在をしたいのであれば、身分証の発行をお願いします」
3日までという制限があるらしい。しばらく滞在することになるかもしれないので早めに身分証をもらわなければ。
「それではそちらのお嬢さんも身分証の提示をお願いします」
そう言われたエリナは自分の身分証を提示した。身分証を子供にも持たせるとは。この国は意識が高いのだろうか?
「それではユウキ様私の家まで案内します」
そういえばエリナと王都に来た理由はエリナの姉を救うためだったか。この数日ですっかり忘れてしまっていた。思い出せてよかったよ。
「あーそうだ。身分証の獲得というのはどこでするのだろうか? エリナ」
「ユウキ様には冒険者ギルドがオススメです。あれだけ強いんですから、すぐにSランクに上がれますよ。きっと」
そんな感じの他愛もない話をしているとエリナが立ち止まる。
「ユウキ様ここです。ここが私とお姉ちゃんの住んでいるお家です」
その家を見ると中々立派だった。
「お姉ちゃんはこっちです」
そう言うとエリナは中へと入っていった。
俺もその後についていった。
案内されたのは一番奥の部屋。中に入るとこれまたきれいな女性がいた。
ていうか待ってくれ。俺今まで女性の部屋なんて一度も入ったことないんだけど。やばいめっちゃいい匂いするんですけど。本当にやばい。
って、そうじゃないだろ。危ない理性が壊れるところだった。
俺はエリナの願いを叶えないといけないんだ。
初めての女性の部屋に興奮してる場合ではない
「じゃあ始めるからエリナは下がってて。」
俺がそう言うとエリナは素直に下がってくれた。
エリナのお姉ちゃんがどういう状態なのか確かめるために俺が200年間の間で極めた事の1つである【鑑定】を使用する。この【鑑定】を使用することで相手のある程度の情報を知ることができるのだが、俺の場合は極めすぎてある程度じゃなくて全ての情報を知れるようになってしまった。
だから、彼女がいまどういう状態なのかがわかる。いまの彼女は魔力欠乏症だ。さて、この魔力欠乏症というのは本来であれば1日もあれば治る症状なのだが目の前の女性は目覚めることがない。
つまりどういうことかというと現在進行系で魔力を吸い取られ続けているということだ。そう、何者かによって。
まぁ、俺には【鑑定】がある。その何者かの正体だって分かっている。
あとはそいつに会うだけなのだが、俺はここの地理に詳しくないし、人の名前だって知らない。困ったものである。
まぁ、そういう時のために200年極めてきた能力のこれまた1つの【探知】が役に立つ時だろう。
俺はその【探知】を発動させた。




