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リベンジャー 〜クズ男の成りあがり英雄譚〜  作者: タナトス
第一章 幼少編
3/3

1-2 異世界

俺が転生して赤ん坊になってから

3ヶ月の時が過ぎた


この3ヶ月で分かったことが色々ある


まず一つがここが異世界だってことだ

なんで分かったかと言うと母親に抱っこしてもらい庭に出た時に空を見たら太陽が二つあったのだ

これを見た時はビックリし過ぎて思わず叫んじゃったからね!いやホントに

ちなみにこの世界の名前は、ディルべディアって名前らしい


二つ目が両親の名前と自分の名前がわかったって事かな

なんで分かったかと言うのも赤ん坊だからかスペックの高さか分からないが両親の会話を聞いていたらスポンジのようにスルスルと理解出来るようになっていたのだ

それで父親の名前がユリウス、母親がユリアと分かった

そして自分の名前がキリウスという名前らしい


正直カッコイイ

両親がセンスのいい人たちで良かったと思っている


あとは自分の見た目だが、髪の色が父親譲りの銀色で瞳の色が母親譲りの紅色だ

顔はまだ赤ん坊なのでわからないが両親とも美男美女なのでさすがにブサイクにはならないだろう


最後にこれが一番ビックリしたことで

なんとこの世界は、魔法とステータスが存在する世界だったのだ!

転生して2ヶ月くらい経った時のことだ

母親のユリアが庭のお花に向かって何かブツブツ唱えるといきなり空中に水が出現したのだ

そしてその水を使って水やりをしていた

これを見たときは、年甲斐も無くはしゃいだね


ステータスの方は、魔法があるならステータスもあるんじゃないかなって思って試しに


〔ステータスオープン〕


って心の中で唱えたらまさかの本当にステータスも存在していたのだ


そしてこれがその時の俺のステータスだ



名前 キリウス・グリーンウッド


性別 男


年齢 0歳


職業 【 】


level 1


HP 100


MP 50


筋力 5


防御 4


敏捷 10


精神 15


魅力 40


称号 [    ]


スキル 「格闘術level 2」「精神耐性level 4」「身体操作level 1」



まぁこんな感じのステータスになっている

内容をくわしく説明していくと


まず名前からだ

名前はキリウス・グリーンウッド

このグリーンウッドというのは、どうやらうちは貴族の家系らしく男爵の爵位を賜ってる


この男爵という爵位は、上から(王族、公爵家、侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家、騎士爵家)って言う感じで下から2番目の地位だ


次に性別、年齢はそのまんまだ


職業って項目は、空欄で分からないので飛ばす


肝心なのはここからだ

まずlevelっていうのはゲームとかでよくあるあのlevelだと思う

俺のlevelが1なのは、まだ赤ん坊だからだと思うが

気掛かりなのはlevelの概念が存在しているってことだ

多分だが、このlevelっていうのを上げるには何かを倒さないとlevelが上がらないってことは、倒すべき何かがこの世界には存在しているってことだと思うんだよね

まぁこれはもう少し大きくなったらわかるだろう


次はHPだ

これは前世の知識が確かなら生命力だと思う 

このHPが0になったら死んじゃうんじゃないかなと個人的には思ったりする


次のMPは、たぶん魔力って意味だと思う

これはまだ魔法が使えないので分からないが多分間違ってはいないだろう


筋力、防御、俊敏、精神、魅力はこれも言葉の通りだろう


称号は、空欄なのでわからないがこれもゲームや小説に出てくるものなら何かしら自分にプラスになるものだと思うのでいずれ手に入れたい


そして最後にスキルの項目だ


所持しているスキルは3つ


「格闘術level2」「精神耐性level4」「身体操作level1」


まず分かったことはこれは全部前世の時に経験した事がスキルに表示されているのではないかって事だ


格闘術、精神耐性、身体操作も全部前世の時に勤めていた自衛官で身につけた技能


それが転生したことによってスキルとして表示されたんだと思う


これが3ヶ月で分かったことだ

と頭の中で考えていると


向こうから声が聞こえてきた


「キリウス、ご飯の時間ですよ〜」


母親のユリアがやってきた


〔はぁ〜またこの時間がやってきたか

まぁもう慣れたが〕


と考えていると母親のユリアが俺を抱き上げ

自分の胸まで頭を持っていき母乳を飲ませた


〔でもあれだなぁ

こんな美人の胸を見てもぜんぜん欲情しないな

俺がこの人を母親として認識してるって事なのか〕


そして飲み終わってから母親に背中をポンポンと叩かれ

「けぷぅ」とゲップを出して

自分のベットに戻してもらうと眠気が襲って来る


〔この身体になってから我慢が全然できなくなったなぁ

ふぁ〜とりあえずもう寝るか明日も日課の訓練やらないと〕


「..zzzZZ」






次の日俺は目が覚めてからある事を実行していた

それは


〔むぅ〜くそ!

まったく魔力がわからない〕


そう!異世界でしかも魔法があると分かったのだ

誰もが一度は憧れる魔法を使ってみたい

っていう感じで10日程前から毎日魔力を感じとる訓練をやっているのだ


〔なんかあともうちょいで

いけそうな気がするんだけどなぁ〕


そう思いながらお腹の丹田近くに意識を集中していると

何か丹田の辺りが熱く感じた


すると


【ピコン】


『魔力感知level1を獲得しました』



と無機質な声が頭に響いた


「ばぶっ」


〔なんだ今の声は、直接頭に響いた感じがしたが

しかもなんか「魔力感知」を獲得したって聞こえたような気がしたんだよなぁ

ちょっと確認してみるかステータスオープン〕



名前 キリウス・グリーンウッド


性別 男


年齢 0歳


職業 【 】


level 1


HP 100


MP 50


筋力 5


防御 4


俊敏 10


精神 15


魅力 40


称号 [    ]


スキル 「格闘術level 2」「精神耐性level 4」 「身体操作level 1」 new「魔力感知level 1」


〔おぉ!スキルに「魔力感知」が増えてる

たしかに今さっきから丹田の辺りに暖かいなにかがあるしこれが魔力ってことだろ〕


ようやく魔力を感じ取れた俺は次のステップに進むことにした

それはこの感じ取れた魔力を動かすことだ


よく小説であるように丹田の辺りから全身に行き渡らせるようにイメージする

だが、これが思いのほか難しい

なんせ魔力が鉛のように重いのだ


それからは一日中粘っていたがその日は動かすことが出来ずに眠りについた




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― 新着の感想 ―
[一言] すばらしいです! 初めて書いたとは思えないです ファンになりました これからも頑張ってください! 応援してます
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