プロローグ
初投稿
初作品です
よろしくお願いします
3月のまだ肌寒い風に晒されながら九竜 快はため息を吐きながら夜道を歩いていた。
「はぁ〜なんでいつもこうなるかなぁ
えっと有り金は、はぁ〜265円かぁネカフェにも泊まれねぇな」
なんで、俺の所持金がこんなに少ないかと言うとパチンコで負けたからだ。
俺は、所謂ギャンブル好きのクズ男って奴だ
親や友達や消費者金融から借金して全部パチンコに溶かしてきた
そんなこともあり今じゃ24歳無職のギャンブル、タバコ好きのクズ人間なんだが別に最初からこうだった訳ではない自分で言うのもあれだが21歳位までは結構上手くいっていたんだと思う
中学、高校はバスケでレギュラーに抜擢され彼女にも困ることはなかったし、高校卒業してからは自衛隊に入隊して4年間しっかり勤めた
ただ自衛官辞めてからだ色々と狂い出したのは、まず仕事が長続きしない長くて半年くらいしか続かないのだ、そしてパチンコにドップリ嵌り稼いだお金は無くなっていき借金を重ねるようになって今に至るって訳だ
「もう俺の人生終わりかな、
誰か俺を殺してくれねーかな」
そんな事を呟いた時だ
目の前が光で埋め尽くされて車のブレーキ音が耳に響いた
次の瞬間身体に衝撃が走り2メートルほど吹っ飛ばされた
〔あれ身体が動かねーしなんか意識も遠くなってきたこれは死んだな ただやっとこれでクソみたいな人生が終わるのかでも家族には最後くらい謝りたかったなぁ〕
段々と意識が遠のいていき
ーーー九竜 快は死んだ
そして新たな物語がここからはじまる