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日常から非日常へ。  作者: 稲平 霜
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次なる出会い

今回はあまりアクションがないですね。

6話



 「まずい。ここどこだ?」気づけば空は真っ暗で僕は目の前に生い茂る雑草をかき分けながら進んでいた。すると急な衝撃が背後から感じた。

「.....ッ!」僕は衝撃に耐えられず片膝を地面に着いた。不意の現象に少々困惑したが、その衝撃の正体は直ぐに気付いた。

「初めて冒険者になってモンスターに襲われたよ....。けど寄りにもよって”ゴブリン”かよ」僕は溜息を吐きながら声に面倒だと言葉にした。

 ゴブリンが持っている武器はこん棒だ。それと比べて僕は素手だ。圧倒的に不利だが、仮にも僕は冒険者だ。自分に自信を持て。そう自分に言い聞かせて行動した。幸いにも目の前に現れたゴブリンは1体。頭を狙って攻撃開始だ。ゴブリンが振るこん棒を跳んで回避し、まず一撃与えた。手ごたえは十分にあった。クリーンヒットだ。頭を押さえて首を振るゴブリンに僕はすかさずもう一撃するとゴブリンは倒れた。更に僕はゴブリンの習性を知っているから起き上がれないほど殴った。そして、ゴブリンの持っていたこん棒を手に取り、ゴブリンの頭を潰した。

「ふぅ...。武器がないとこの先困りそうだから持っていかせてもらおう」僕はそう言って、こん棒を腰あたりに差し込み、次の町へ足を進めた。

 「ここがキキヴォデラか」キキヴォデラはウトムから北西に進んだ町だ。森の中から町の様子を見ると、すでに王都からの騎士が多くいた。おそらく、僕を探しているのだろう。今日は野宿するしかないな。僕は森の奥に歩いていき木があまり生えていないところを見つけた。

「ここは、良さそうだな。山火事にもならなそうだし。山じゃないけど....」僕は一人で呟いた。僕が座ろうとすると複数人の足音が聞こえた。

「お!ここ良さげじゃのお!今日はここで....!っと!先約がいたか!あ!そうじゃ!ここで会ったのも何かの縁じゃ!名前でも憶えていてくれんか!?俺の名前はドイル!んで俺の後ろにいるのがマイヤじゃ!じゃあの!また会えるといいな!だっはっはっは!」ドイルと名乗る男はマイヤという少女を連れて去っていこうとするところを僕が

「あの、別にここ使ってもいいですよ。火の起こし方もわかってないし....」僕がそう言うとドイルは僕の近くの地面にずっしりと座った。

「火って...いや、焚火ってどう作るんですか?」僕は立ったまんまドイルに聞いた。するとドイルは

「立ったまんまじゃみえんじゃろ!ほれここに座れ!マイヤも!」ドイルは地面を叩きながら僕に言った。僕が座るとドイルはしゃべり始めた。

「じゃあ始めるぞ!まず石を最低6個木を10本用意するじゃろ?で石を円状に並べて木も同様に並べ、火種魔法を唱えて木に火を移せると成功じゃ!どうじゃ?わかったか!?」ドイルは焚火の作り方を少々大雑把に教えたくれた。僕は無理やり笑顔を作り

「はい....」内心ではよくわからなかった。

 「ところで君は...」僕は先ほどから無口なマイヤに言った。すると

「だっはっはっは!マイヤは人見知りでな!あまり喋らないんじゃ!けどまぁ!仲良くしてやってくれな!」ドイルは陽気に言った。

「そうですか」僕は下を向いて言った。

 「じゃあ俺たちは寝るな!?」ドイルはそう言ってバッグを枕にして寝だした。それに続いて、マイヤも頷いて寝始めた。

「そういえば、その腰についとるこん棒...。もしかして、人を殺したのか?」ドイルは僕に背を向け、声のトーンを落とし言った。

「そんなわけないじゃないですか。道中ゴブリンに出会って倒したときに使っただけですよ」僕は笑いながら言った。じゃあそろそろ僕も寝るか。


――――翌朝。


 焚火の火は消え、朝日が僕らを照らしていた。僕が起きるとドイルとマイヤも起きたみたいだ。

「そういえばドイルはどうして野宿したんだ?すぐ近くに町があるのに....」僕がドイルに聞くと

「それを聞くのはそれくらい覚悟があるってことでいいんだよな!」ドイルは意味深なことを言った。残念ながら僕はそこまで覚悟があるわけではない。

「いや、失礼なことを言った....」僕はそう言って話を区切った。

「さて、じゃあ俺たちは町に行くが...お前も来るか!?」ドイルは僕に聞いて来た。確かに今後のことを考えると、町に行った方がいいがまだ騎士がいるかもしれないし、そもそもお金がないから何も買えないだろうし....。

「僕は行かなくていいかな.....」僕はそういうとドイルは

「よし!じゃあ!行こうか!」ドイルの発言に僕は困惑する。そして、僕はドイルに聞き返す。

「え、今僕行かないって...」僕が言葉を放とうとしてもドイルにはすでに聞こえていないようだった。仕方ない。警戒しながら町を歩こう...。

 町に来ると人が賑わっていた。町の門の看板には”キキヴォデラ”と書いてあった。この前寄ったウトムと比べて少々大きいようだ。人が多いからうまく町を壊せるか不安ではあるが....。

「さっきから怖い顔してどうした、の?」ドイルの後ろにずっと付いてきていたマイヤが小さい声で僕に聞いてきた。

「大丈夫だよ。少し疲れてるだけだよ」僕の返しにマイヤは安心したのか、ドイルのそばに戻った。にしてもさっきから感じる視線はなんだ?やはり騎士がまだ残っていたのか?そんなことを考えていたらドイルから喋りかけられた。

「そうじゃ!折角じゃ!そんなこん棒じゃ身を守れんじゃろ!俺が新しい武器でも買ってやろう!」ドイルは何かと僕に何かしらをしてくれるみたいだ。念のため背後には気を付けよう。誰もが皆信じれるわけでもないからな。

「ありがとうございます。助かります」僕はただお礼をした。

 武器屋に来るとカウンターに座っている老人がいた。武器のジャンルは剣が多めだった。

「これなんか切れ味よさそう」僕がそう言っているとドイルが僕を呼んだ。

「あんたにはこれなんか合うと思うぞ!ナイフだ!このナイフ魔力も込められてるから使いようによっては、切れ味以上の効果を期待できると思うぞ!」ドイルの押しに負けてナイフに決めた。どうせ買ってくれるんだ。どれでもいいだろう。

「ありがとうなドイル。お前とはなんだか付き合いが長くなりそうだ」僕はお礼とともに小さい声で言った。

 店を出ると更に人が増えていた。昼になるにつれて増える傾向があるのだろうか。どちらにしろドイルとマイヤがいる間は僕の運命に引き込みたくないから、何もできやしないよ。今の僕は。そんなことを考えていると不意に後ろから声がした。

「悪いな。あんたを巻き込んでしまった....!」ドイルの声だ。

「なにを....?」僕が聞こうとすると同時に僕は腕を掴まれ、後ろに引かれた。僕を引いたのはマイヤだ。そして視界に入ってきたのはドイルと口をふさいだ者が鉄杖と短剣を交えていた。周囲にいた人は大慌てで逃げ出した。

「まだ懲りんのか!」ドイルは口を塞いだ者に言った。

「ふっ!お前は逃げてばかりだ!何を求めてる!さっさと”あれ”を返せ!」口を塞いだ者はドイルに敵意を向けているようだった。しかし、口を塞いだ者の言い分からすると、ドイルが悪いようだが一体ドイルに何があったんだ?

「ごめん。お父さん....」僕の背後でマイヤが涙を流しながら言っていた。

続きが気になる書き方?をしてみました!

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