「第三十四話」仙吉編1
「ここだ。」
「ここですかー、大きいお屋敷だこと」
「さっさと来い、」
「お客にその態度は無いと思うけど」
「図に乗るなよ、高だか冒険者風情が、ムロル郷に無礼をはたらかぬよう頼むぞ、」
「わかりました。従者の方はだいぶ他人に厳しい様子ですね」
「好きに言ってろ」
「すごい扉だな」
「およそ10金貨だそうだ。扉だけで」
「凄い豪邸なんだね」
「中に入れ、」
「はいはい、」
「こっちだ」
「長い階段だなー」
「この奥の部屋だ」
「一番奥?廊下も広くて長い。」
「ここだ。待て、」
「犬ですか?俺は?」
コンッコンッ、
「失礼します。狩衣です。勇者を倒した者をお連れしました。」
「ご苦労、入れ」
「はっ!」
ギィーーーー、
「よくぞ参られた。冒険者よ」
一様挨拶しておこうか、姿勢を整えて
「お初にお目にかかります。仙吉です。今日はどのような用件で呼ばれましたのでしょうか?」
あれ?なんかへんじゃなかった?
「まあ座りたまえ、狩衣、下がってよいぞ」
「はっ!」
「で、今回仙吉君に来てもらったのは、実力を見込んで是非手伝ってもらいたいことがあるからだ。」
「用心棒ですか?前金と日給、(先払い)と達成報酬が必要ですが、」
「そんなに取るのか、」
「ええ、そうですね、あまり暇でも無いんでね、雇うとなると高いですよ」
「じゃあここで働かないか?」
「さっきも申しましたが忙しい故、そういうわけにはございません」
「仕方ないか、」
「では、本題の話を聞いておきたいのですが」
「そうだったな、これはちょっとやばいはなしでな、内容を聞いたら断れん。」
「用心棒じゃないんですか?」
「似ているが違う」
「穏やかではないですよね?」
「もちろん」
「何日くらいですか?」
「終わるまでだ。」
「最低何日位でしょうか?」
「軽く見積もって3ヶ月はかかるやもしれん」
「じゃあ断らせて・・・・・」
「報酬は弾ませてもらう。働きようによってはボーナスもだそう。」
「ボーナスはどのくらい出る?報酬はどのくらい?」
「目が賞金稼ぎの目だな、金の話になると目の色を変えおって」
「悪い事ですか?受けても構いませんよ」
「その通りだ。」
「うわっ!」
ななななんと、ムロル郷はおじいさんから、変わって行き、若い男になった。
「ああ、これが変身か」
「あれれ?知ってたの?」
「詳細鑑定ができるのでね」
「へぇ~凄いスキル持ってるね」
「あんたに言われたくないね、たくさんスキルある癖に」
「違いねえ(笑)」
「じゃあそろそろ帰らせてもらうわ」
「あれ?依頼受けてくれるんじゃ無いの?」
「あー、話聞くの忘れてた。」
俺は部屋の異変に気づき話を続けようとした。
「あれ、まさか気づいた?」
「なんでばれたし」
「振り向いた瞬間、警戒心が比較にならないほど高まったからね」
「8人もいてびっくりだよ、透明化のスキルでもあるの?」
「そうだな、出てきていいぞ」
「ボス~、こいつやばいんじゃないの?」
「ああ、やばい奴だ、だから連れて来た。」
「ボス、用件をそろそろ話してあげたら?」
「そうだな」
「報酬ちゃんと用意できないと、協力しないからね?」
「ああ、大丈夫だ。しっかり払わせてもらう。」
「じゃあ説明お願いします」
「ああ、えーとね、簡単に言うと、王都を攻め落としたい。」
「これまたなんで?」
「今の王都は魔王を敵視しすぎてる。異様なほど異世界から召喚しているんだ。魔王もずっと穏やかだが、魔王討伐に熱狂しているんだ。」
「え!そりゃまずい。知り合いが魔王候補なんだが」
「うっわ、魔王候補と知り合いとか、何もんだよ」
倒したのは隆二、俺じゃないから俺は魔王候補じゃないんだよね。
「で、それを潰すと」
「そうなんだけどね、実際は魔王討伐なんて言う割には戦力強化には資金を回していないんだ。それどころか税金をあげてきているんだよ、結局は財布膨らませるために、魔王討伐のデマを流し、税金を巻き上げているに過ぎない。そんな腐った国を潰そうと言うわけだ。」
「へぇ~、でこの国は潰したらどうするの?国民は?」
「新たな国に作り替える。王様は、ゼナ郷にやってもらう。」
「ゼナ郷ってどんな人?」
「とても寛大で国民思いの美しき女性だ。彼女に国を任せる。」
「本人に了承を取ってるの?」
「もちろん」
「大丈夫なの?本当に?」
「うん、問題ないよ」
「まあ、俺は興味ないけどね」
「ないんだ・・・・・」
「とりあえず、互いの戦力確認と行きましょうよ」
「そうか、まずこちらの戦力、前衛職1200、後衛職1400、有能な人材は17だ。
国は、騎士が7000、保安部800、近衛兵200、特殊暗殺部隊が300、有能な人材は31、プラス最近騎士団に入隊した奴が1、これが凄い。入隊初日で騎士20人を軽くあしらい、騎士団長と互角以上の力を見せ、地位が一日で騎士団筆頭になった。実質騎士団の中で最強各だ。」
「へぇ~、そんなのがー」
絶対あいつだ。隆二が王国に送り込んだ刺客、飛車
「それと、もう一人厄介のがいる。最近この都市にきて住み着いたんだか、相当の実力を持つらしい。なんでもカボチャの仮面をつけた魔法使い、ウィザードだとか、」
「へぇ~、で俺は何をするの?暗殺、視察、捜索、誘導、監視?」
「有能な人材は戦闘だよ」
「ですよねー」
「とりあえず頭金」
「金貨100枚か、わかった。それなりの仕事をするよ、日給とか忘れないでね?」
「もちろん」
「でいつ動くの?」
「敵戦力を少しずつ減らしたい。」
「派手に殺しにいっていいの?」
「それはまずいかも」
「有能な人材を狩ればいいの?」
「まあ、そうかな」
「いつから?」
「もちろん今日から、」
「じゃあ情報プリーズ」
「そうだな、ユナルン頼む。」
「はいは~い」
「紙に書いて欲しいんだけど」
スキルの発動条件が添いねなんだもん、
「あれ?スキルのこと知ってるの?」
「まあね」
「じゃあ話が早いや、えいっ!」
「このスキル、絶対やらせだろ・・・・・スヤァ~(ノ∀`)」
「じゃあ添い寝して来るね~」
「ああ、仙吉いい夢見ろよ(笑)」
「にしてもやばいスキルですよね、あれ」
「クロサキもやられたからな、嬉しかった?」
「ふざけてますか?(怒)」
「いいや、(笑)」
スキル「記憶共通」頭を合わせて共通したい事を考え一緒に寝ると共通できる。しかし、スキル持ちは魔力がかなり減る、このスキルには幻覚作用があるため、共通した相手は思考が一時停止し、本能で行動する。
「クロサキさんって、本能で行動するとき何したんですか?」
「キザシ君、聞いちゃう?」
「ボスいい加減怒りますよ」
「えーとね、確かおそ・・・・・」
「ダークマタ」
「ちょっとそれは予想外!」
「だまれー!!!!!!」
「クロサキ、いい加減にしろ、」
「魔法解体とか、セコいですよ、ニイダさん!」
「おそろいの上着、着せてたよ(笑)」
「ぎゃあああああああああ」
「え?それだけですか?」
「それだけだけど、キザシ君何考えてたのかな?」
「え?ベベベベ別に、何にも考えてないですよ、手足縛って・・・・・・・て何言わせようとしてるんですか?」
「キザシ、何やったんだ?」
「手足縛って・・・・・とかマジでやばいじゃん」
「クロサキさん、ニイダさん、違うんです。これはユナルンのスキルであって」
「見苦しいですよキザシ君」
「セリアさん、誤解です。」
「キザシ君はね、手足縛って
もらって、
鞭で叩かれてたんだよ」
「ボ、ボス~」
「「「「「「どMじゃん!」」」」」」
「そういえば、マジでやばい奴いたよな」
「リディアさん、それ誰ですか?」
「クロムだよ(笑)」
「え?クロムさん?」
「!!」
「寝てたね、」
「寝てたな」
「またかクロム」
「いつもの事だね」
「そうですね」
「えーと、自分の話はスルーしていただきたいのですが」
「クロム君って何したんだっけ」
「ボス忘れちゃったんですか?」
「うーーんと、うんそうだね」
「儀式ですよ」
「うぅーー、お恥ずかしい」
「あ!あれか、部屋が魔方陣やアーティファクトでいっぱいになってた奴」
「あまり掘り返さないでください~」
「あれはやばかった。」
「クロム君のスキル、凄まじいんだよね」
「召喚師だったから、大量のアークデビルが出たんですよね」
「あれは500はいたぞ」
「あいつ厄介ですよね、魔法の発動速度が異常な上、貫通性が非常に高い」
「ただ、接近は弱いよな」
「まあ、クロムが武装状態の奴召喚するから物理はなかなかきついんだけどね」
「稀に進化種もいるし、100分の1でアークブルデビル、500分の1でアークデーモンも出てくるらしいですしねー」
「さあて、情報共有が先だけど、仙吉が何やるかも気になるよね」
「性的に走ったらどうするんですか?」
「そしたら、ユナルンに灰にされるよ」
「え?」
「一人死にかけた人が゛いるんだ。」
「それより!そろそろ仕事を再開した方がいいのでは?」
「そうだね、君はそうしたいだろうねセリアちゃん(笑)」
「ボスー!」
「まさか灰にされたのって・・・・・」
「女性どおしなんて、そういう趣味の人もいるんですね」
「あれ?ヌライ君知らなかった?」
「先月入ったばかりですよ」
「そうだったね、あれはやばかったよ、青い炎が部屋を覆っていたしね」
「もう3時間経ったけど、まだかな?」
「そんなに時間かかったかな?」
「まさか、ユナルンがやられて好き放題やられていたら・・・・・」
『ユナルンがやばいかも!!』
少しずつ増えつつある読者、誠にうれしい限りであります!
ブックマーク100人目指して頑張っていきますね~




