「第二十九話」九郎の苦労
98層、
「マジで?」
「そこにあるのは宝箱か?」
「怪しいわね、」
そうなんだよ、大広間に大きめの宝箱が5つ、不思議だよね?
「鑑定結果、ミミックでした!」
「このダンジョンミミック好きすぎかよ(笑)」
「上にもいたの?」
「魔王候補が一体同じ事やってた。」
「初めて見るタイプの魔物ですよ、ガーディアン?ユニークキャラも一体いますよ」
「あのナオッズクだろ?」
「スキルは厄介ですね、アンクルアリアは5秒だけ無敵、視線収集はヘイトが自分に溜まりやすくなる。溜めの一撃は強打ですね」
「守り特化のあいつは、なかなか骨が折れそうになるな」
「リーダ~、ほんとに俺が行くの?」
「厄介なのはユニーク一体、他の奴は攻撃特化だから耐久は低いし大したスキルもないし大丈夫だろう。」
「で、なんで長々話しているんだよ?」
「紅成は知らないからな、さっきと順番が逆になったんだ。九郎が先に戦って情報も得られるが知っといた方がいいだろう。」
「じゃあ、早速行きますね、召喚死神レベル48!!!」
「頑張れよ~」
「あいつかてるの?下の層にきたということはさっきより強い可能性もあるのよ、そのナオッズクは防御が固いんでしょ」
「さあな、工夫が見られると面白いんだけどな」
「どうやって開けるんだ?これ、」
「手伝ってやるよ、氷柱弾」
「お、おい、そんなことしたら・・・・・」
「あっ!」
「あれはダメね」
「リーダーがやってどうするんですか・・・・・・・・・」
「ああ、忘れてた。」
精神力が高すぎて、箱を貫通2つも
強すぎマジ怖い。
「九郎さっさと終わらせてね」
「自分は戦わないからってのんきな・・・・・」
「後ろ危ないわよ」
「うん、知ってる。」
そこには、箱から出て来たガーディアンの一体が九郎に向けて窯を振り下ろしたのを刀で受け止める九郎がいる。
「"黒魔法"」
九郎が使うのはダークオーラ、精神的に脅えさせる攻撃だ。
「・・・・・」
一瞬ガーディアンの動きが止まる。その隙を逃す九郎ではなかった。
「はぁああっ!!」
「・・・・・」
九郎は目をまるくした。彼の職業は忍、本来は攻撃が強いはずだったのだしかし、・・・・・
「硬い・・・・・・」
その装甲は名前にガーディアンとつくに相応しい防御力だった。
「死神ぃぃっーーー!」
「シューーーーー」
「分身するんだ~、」
「あれって相当強かった?のよね?」
「トリエスランクの召喚獣だったな」
「蹴散らせ!」
『シューーーーー』
うわぁ~、五体同時に残像を作る速さで高速移動した挙げ句五方面から一斉にしかける。
「死神のスキル、"死への導き"斬ったものを10%の確率で切り裂くことができる。防御無視の一撃、五体同時となると当てる確率もある。」
「正解!というか、確認速度が異常じゃない?出したばかりだよ?」
「そんな危ないスキル持ちを召喚できるなんて・・・・・どういうスキルなの?」
「黒魔法だよ、」
「黒魔法?魔法ってわけ?」
「魔法とはすこしちが・・・・・」
「うおわぁ!!!」
「九郎、説明している途中に間を吹っ飛んでいくな」
「飛ばしたガーディアンにいってよー」
「そのガーディアンも片付いてわよ」
死神ゆうしゅーう、
「ギュゥーーーー」
「え?なに?」
「変わり身だよ、本体は認識遮断で背後に回り込んでたよ、」
「ほんとだ、さっきの飛ばされたのは消えてる。」
「ガーディアンが守ってたからそれほど耐久が高いとは思えないけど、そこそこ硬いみたいだねぇ」
「筋力の方がたかそうね、死神?だっけ?そいつも3体やられてるしね」
「暗殺術のレベル上がっても絶命まではさせられないか、」
「あれはかなり瀕死ね」
「ちょっと待て!戦っている僕を差し置いて何勝手に話しているわけ?」
「あれまだ生きてるぞ、ささっと殺して来いよ」
「ああ、それなら大丈夫」
「こっちが本体だからー!」
「変わり身使って目立とうとするなよ、」
「変人ね、」
「え?変人?酷いよー(≧ω≦)」
「じゃあ、死体は回収するから、」
「そういえば、死体を何に使うの?」
「お・も・ちゃ、」
「死体で遊ぶとか趣味悪いわね」
「同感」
「あれ?九郎には言わなかったっけ?」
「スキルなんでしょ?」
「確認したんでしょ?」
「うん、」
「まあ、その通りだ、これらはアンデットにする媒介だから集めてるんだ。」
「アンデットねー、次期魔王様は、兵士作りってこと?」
「まあ、そうだな」
「私は王座を守る最後の砦、龍神として君臨するのよね?」
「はぁ?」
「え?」
「俺の要塞にお前は入れないぞ、」
「なんで?」
「実力不足?」
「昔は勇者パーティーの守りの要だったのに」
「俺はスキルで部下を作れるから必要ない」
「でかい魔石見つけたよ」
「うわぁ、ランクSSの魔石かよ、高値で売れそう。でも保存だな」
~ピーンポーンパーンポーン~
[ダンジョン内98層にいる3名、待ちくたびれたのでさっさと下りて来い、暇なんだよ、遊んでくれよ]
「アナウンス?」
「何これこんな機能もあるの?」
「早く下りろって言うけどどうするの?」
「俺が行くよ、多分親玉、ダンジョンマスターだろうし」
「了解~」
「わかった。」
「じゃあ行きますか」
99層、王座の間
「人がいる?」
「ちょっと違うな、」
「オートマタだな、アニメによっては出て来たりするのがあったな、廻れ何とか、という名前の歌のアニメとか、耳がいい少年が主人公のアニメとか、そんなので出て来てたな」
「あー、見た見た。どっちも面白かったな、廻れ何とかは続きが気になる」
「確かに」
「ラスボス?じゃなくて、ダンジョンマスター相手に何話してるのよ、」
「オートマタって言ったら機械でで来た人形だっけ?」
「自我があるキャラが多かったな、」
「さあ、昔を思い出させる。ダンジョンマスター、期待通りのキャラなのか?」
「いやー実に気になりますね~」
「さっさと始めなさいよ」
「・・・・・」
その瞬間、見えない何かに襲われそうだった。
「いやー、それにしてもこのスキル便利だね~」
「ほんと、それにしてもスキルに"トリックダミー"があったと気づいた時テレパシーを使うリーダーも凄いけどね。」
「テレパシーじゃなくて、同族以心伝心だ。仲間と意思疎通が可能になるんだよ」
「あー、そういえばそうだったね」
「そろそろ、放してくれないかな?」
「あれ?喋れるんだ。」
「可愛い声してるね(笑)喋れるのか、ダメかと思ったから無視してたよ」
「馬鹿にするな、それより放して、動けない。」
「トリックダミーは自分のダミーを作り、自分は透明になれるのね、ダミーは動かないけどね」
「何勝手に人のスキル見抜いてんだよ、それにしても力強すぎだろ、びくともしないよ、」
「そこらのダメ女に負けるわけないだろ」
「な、僕は男だぞ」
「え、・・・・・」
「やっと抜けた。」
「嘘だよね?」
「リーダーがカタコトになってる(笑)」
「ちょっと隆二、なんでそんなにビックリするのよ」
「ほんとだよ」
「だ、騙された。」
「いやいや、髪が長い位で女にしないでよ」
「待て待て、そのほかにも、可愛い帽子とかオシャレな服とか、身長少し低いし、声高いし、肌白いし、目が丸いし、それからそれから・・・・・」
「リーダー、オートマタ相手になにいってんすか?」
「いやだって、お前だって声可愛いとか言ってたじゃん」
「確かに騙されたけど、オートマタ相手ですし、お寿司食べたい。」
「あっ、それいいな、ダンジョン出たら海にいこう。魚捕まえて刺身にしよう。お酢をご飯にかけてスメシを作ろう。握り寿司を作ろう。山葵や醤油が欲しいな、探そう。そのためにダンジョン攻略終わらせよう。」
「おっと、そうはいかないよ、私は100ダンジョンの内の一つ、地下迷宮封竜のダンジョンマスター、そう簡単にはいかないよ、」
「あっ、これはあれだな、倒したらどこかでダンジョンマスター会議で{奴は100柱の中でも一番最弱あれに勝ったところでこちらには何の支障もない}とか言う奴だ。」
「何だそれは、ダンジョンマスターなんて皆ほとんど他人だぞ」
「ほとんどってことは、知り合いがいたりもするのか」
「そうだよ、私はぼっちだけど、」
「可哀相、仕方ない。寿司を早く作るためだ、楽にしてやるよ、」
「やれるものならなってみろ」




