「第二十二話」勧誘と決意
時は遡る、
俺は第二十層を突破して、魔結晶の加工を行っていた。
「よし、後は継続的に魔力を流すだけだ」
現在23層、大剣片手に宝箱をアサリながら、魔結晶の加工をしている。この階層はクモばっかり出てくる。スキル無しの、動きが結構素早い。が俺には結構遅く感じる。この階層はハズレだ、スキルは手に入らないし、能力値も上がらないしさっさと攻略しようとした。でも、問題があった。
眠い。
最近は寝不足なんだよね、魔法を倒れるまで打ってポーション使ってひたすらあげまくったんだもん。そのあと魔王とステータス上げで、さらにダンジョン攻略疲れがでたんだ。だが、ここで寝るのはまずい、俺は一人だ、襲われる可能性もありえる。だから自室で寝てたんだ。
え?自室って何って?それは異空間属性は天才だといえる根拠の一つだ。魔法"ルーム"だ、これは指定した場所に扉が出現し、それをくぐると部屋になっている。窓はないけど明るい部屋でくつろげる空間になっている。異空間に自室を整える俺は素晴らしい。褒めて使わすぞ俺、とまあ俺が作ったものだおかげで、気が緩んだから外の確認をしなかったんだよ、空間表示も切っていたんだ。だから、近づいてくる彼らに気付かなかった。
それで、見つかって話し掛けられたのだ。
そして今に至る。
「わかりました、手伝います」
「本当ですか?」
「はい、これを攻略したら、王国騎士にでもなりたいと思っていたので」
「あなたならすぐに幹部になると思いますよ。強そうですし」
「そうですか?」
「はい、私もそう思いますよ」
「ありがとうございます。じゃあこれから仲間ということで先に名乗らせてもらいますね。キリガミネリュウジです。よろしくお願いします。」
「俺はと、言いたいところだけど人数多いから少しずつ言って言った方がいいですかね?」
「そうして貰えると助かります。」
「それじゃ進みましょうか。」
それから数分後
「ええ!ずっとダンジョン潜っているの?」
「そうですよ。」
彼女は回復術師の三日月麗奈さっきからずっと話し掛けてくる。俺の持っている指輪の話を聞いて興味深々なのだ。
「お風呂とかどうするんですか?洗濯魔法があるので平気ですよ。」
「そういう問題ですか?」
「シャワーを浴びた感覚ですね。」
「へぇー、食料ってどこに持っているんですか?」
「それはこの指輪、異空間においてあるよ、」
「便利ですね。私も欲しいくらい。」
「何入れるんですか?もしあったら」
「んー、ダンジョン攻略に必要なものかな?」
「そうですか」
「どこで手に入れたんですか?」
「え?あーー、旅商人から買ったんです。何でも作ることも出来るとか」
「作れるの?作り方知りませんか?」
「知っているよ、」
「本当ですか?」
「さあ、」
「ふざけないでくださいよ。」
「知っているけど、なかなか作れないよ」
「出来るかは方法を聞いてから考えます。」
「材料には、魔結晶がたくさん必要ですよ。」
「それと聖、邪、精霊の魔法も使えないといけません。」
「全属性適性のある人ならいるよ」
「熟練度が高くないといけないんですよ大体900近く」
「900!?」
『どうした?900って何?』
「あっ、いやなんでもないよ」
「この辺で休憩にしよう。」
『賛成!!』
もう休憩か、まだ4時間しか探索してないし。 現在29階
「ちょっといいですか?」
「何ですか忍者さん?」
「名前で呼んでもらえますか?」
「普通に話し掛けてくるって事は、即殺処分するということはないのかな?」
「そうですよ、でも俺には難しいかも知れないですから」
「"音遮断"」
「何したんですか?」
「精霊魔法、音遮断対象にした1人のみと音が通じるようになる。」
それと、久留我九郎のスキル認識遮断を発動済みである。
「それじゃ、普通に話せますね。」
「それで何のようかな?」
「あんたのステータス見て驚いたからかな、」
「それは素か?普通にしてもいいんだぞ」
「正体ばれたらその態度かよ、まあ気楽でいいけど」
「本題はなんだ?」
「俺と組んで欲しい。」
「内容次第だな。」
「わかった。まず、俺は王国は危険だと知った。」
「と、言いますと?」
「王様はただ俺らを利用して、安全を確保しようということだ、それに100のダンジョンは攻略すれば特典があるんだよ、最深部に」
「攻略の証とか?」
「いや、武器や魔法など特別なものだ」
「ほう、王国はそれを手に入れようと、」
「ああ、騎士団は国の守りがあるから動けない。まあ騎士団はいい人ばかりだけど」
「自国強化の道具扱いって事か」
「一様いい対応はしてもらっているけど、王様は俺らを何とも思っちゃいないからな、だからそこから出るために仲間を探してたんだ。俺一人では、この世界で生きていくのが辛いからね。」
「途中で仲間を作ればいいんじゃないか?」
「そうなんだが、俺好みのキャラがいるとは限らないからな」
「俺は当てはまると?」
「ああ、強いし」
「全属性適性もあるし、魔法全部使えるんだろ?それに黒魔法まで使えるし。」
「あっ、ばれた?黒魔法」
「スキルコピーいいなー、欲しいわ」
「無理です。ドンマイ」
「キャラが面白い。」
「いいのか?俺強くなったら魔王になるぜ」
「魔王か、素晴らしい。俺も向こうで小説読んでると、勇者より魔王になりたいと思うからな。俺を幹部にしてくれよ」
「まだなってないし、今のステータスじゃ全然及ばないだろ」
「俺10の別空間の攻略もしたいんだけど」
「もちろんやるつもりだ。ダンジョンも全て攻略する。」
「まだ先は遠いがな。」
「マジか、楽しみ」
「組むとはまだいってないぞ」
「え?」
「召喚者だかなんだか知らないが契約は両者が承認しなきゃいけないんだぜ」
「俺とは組めないと?」
「50、50 フィフティー、フィフティーだな」
「どうすればいい?」
「仲間にしたくなるようなアピールすりゃあいいんだよ。」
「具体的には」
「情報や技術とか知恵で自分が有能だという事を照明してみせろ。」
「んー、」
「お前のステータスは勇者より高いから、第一喚問は合格、第二喚問は能力の多様さ、これはまだ未確認だから判定は後だな。最後は頭のキレだ、固有魔法の黒魔法の扱いが得に重要だぞ、これが合格なら、こちらは承認しよう」
「わかった。」
「頑張って俺の信用を掴んでくれよ、俺が欲しいのは、死なない仲間だからな」
「本当にこの世界の住民なのか?」
「それを聞いてどうする?」
「同じ出身の仲間が欲しい。」
「勇者パーティーはお前に賛成しないのか?」
「それはダメだ、王国には影の戦略、アサシンがいる。スキルはほとんどないが忍の職業持ちだ。ステータスも鍵谷より1万は高い。」
「5万か、ばれたら皆殺しか?」
「ああ、危険だからな、」
「一人だけかそのアサシンは、?」
「奴だけが飛び抜けているだけでそれ以外は2万もない」
「それで、仲間探しか。」
「ああ、逃げたらスパイと思われるからな。」
情報屋としては優秀になるな。技能レベルも高いが気持ちが弱ければダメだ、
後は、知恵だな、
「クランにはいったりもするぞ、それに単独での仕事もしてもらうからな」
「覚悟はこの世界に来てから出来ている。」
「クラスメートを見捨ててか?」
「俺はこの世界で生き抜く!!」




