「第十五話」やっべぇ、
ーーーー絶対零度ーーーー
あっ、やべえ、
辺り一面が真っ白になった。
そこに広がるのは氷で覆われた木や地面だった。
すべてが、・・・凍りついた。"空間表示"
っあ、アハハ、アハハハハ、アッハハハハ
ハァー、空間表示で映した範囲(半径800m)は白くなっている。
ヤバいよね?ここら辺をおさめている魔物?とかいるよね。魔力の濃度的にここに居る奴は半端じゃない。とにかく、逃げ・・・・・
絶対零度でいけんじゃね?
よーし、これなら大丈夫次は、地属性かな?そうと決まれば、何か来る前に、どうにかしよう。
次の名前は確か・・・・・"石玉"だったな。
さあ、最上位の地属性魔法も楽しみだな。
そして、作業が始まった。
-------------------------------------
4日後、
地属性熟練度MAX、
よし、4日でクリアだ、このペースなら3ヶ月以内に終わるかな?
まあ、実験だ~~~~
フゥーーーーーー、
ーーーー大地の怒りーーーー
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、
地震?
俺は顎を開いたまま、動かなかった。
いや、動けなかった。
狙っていた場所の地面がえぐれている。大穴も開いていた。周りにもひびが入り割れていた。もうヤバい。絶対零度の氷にはひびが入らなかった。
だがしかし、これは一段階下の技、本命はこっちだ。俺は叫ぶ。
ーーーー流星群ーーーー
上から・・・降ってきた。
落ちた。そこら辺に。そしたら、割れたよ。絶対零度の氷が割れはじめた。
落ちてきたのは24発、そこら辺に落ちている。この岩でかいな。魔法練習の的にするか。
全部終ったら指輪に付与魔法を使おう。そうしないと足りないかもしれないしね。
-------------------------------------
三ヶ月がすぎた。
俺は、自分が怖いよ。
魔力回復薬はあと20本残っている。
だがもう魔法熟練度はMAXになった。
薬いらない理由?そんなの "才能の開花" のおかげで魔力が増えて行ったからでしょ。
魔力回復薬は一回使って300くらい魔力を回復できる。初期段階では使えるがステータスが増えればだんだん足りなくなる。今の俺に必要ないから余った。
俺の魔力は2548760、精神力2701054、魔法は全属性熟練度MAXである。
俺は異常だ。調子に乗りすぎた。
だが、魔法熟練度がMAXになってから精神力も魔力も上がらなくなかった。
どうやら、限界の用だ。本来ステータスの上がりは努力次第なのだ。
それを、さらに進化したスキル「才能の開花」成長期の500倍の成長スピードを持ってしてもこれ以上、上がらなくなってしまったのだ。
古代魔法がなかなかあがんなくてよかったと思う。じゃないと魔力増えなかったし。
もう、目的は達成した。そろそろ出発してもいいのだがここの調査をしていない。
いや、したい。
にしても、ここら辺は酷いな。
荒れ狂っているよ穴ぼことか氷の塊とかいろいろとできていた。
スゲーなーって自分でも思うよ。
魔法の紹介は省く。
あの絶対零度を使った日から。ヤバい気を感じていた。
その出所を探る、それが目的だ。
準備はできた。
技能も頑張って上げたし、油断しなければ大丈夫!
(上げたスキル、身体強化、気配察知、気配隠蔽のみ)
"空間表示"
俺の空間表示は凄く範囲が広くなった。見える範囲は自分を中心に半径5000mまで映せる。敵の位置などを知れる距離は半径2500m程だ。
でもってここより北西の方に建物がある。でかい、怪しい。
というわけで、突撃の予定です。さあ、もしハズレでも、情報提供くらいしてもらおうか。
-------------------------------------
ここスゲー、魔物が結構強い。
ランク高いのはBとかいるよ。低くてもDだし、ここで狩りもいいな。
俺は魔法戦をする。使うのは、コスパがいい初級魔法(大図書館にて精神力に熟練度が加算されそれが知力になっていることを教えてもらえたので威力が高い魔法として使えるから)を使っている。
雷属性初級魔法"ボルト"
それで魔物は黒焦げである。でも核は取れる。取ったらストレージで異空間に送る。そうとう広い空間だ。容量が半端ない、これで安心だ。中では時間が止まるので心配ない。
それに・・・新しい空間も使えるようになったし。
生き物でも入れられる。"ホール"とか、自分専用"ルーム"とかが使えるようになったし、ホールにゾンビいれ込んだし大丈夫だ。
ただし、生き物空間は時間がすすむので注意。
これで、お城?みたいな建物の攻略ができるってわけだな。
中に入るとそこには・・・・・・
-------------------------------------
城内にて、
「ようこそお越しいただきました。」
「あれ?ここって入って大丈夫だったの?」
「え?」
「はい?」
「一様聞いておきますが、あなたは何しに来たのですか?」
目の前のお姉さん困っているね。グレーの髪をポニーテールにし身長は170あるかな?ってくらい、服装はなんと、メイド服だ。や、ヤベー写真撮りたい。
「来た理由ですか?ここら辺の魔力濃度が高いから調べてみようとしたら、ここを見つけたもので、」
「ここが何か知らないんですか?」
「ここって何なんですか?」
「ここは魔王城で・・・・・あっ、」
「まっ魔王城!!!!」
「仕方ありません。侵入者は排除します。」
「そ、そんな~」
「かかれっ、」
うわー、魔物が襲い掛かってきた。牛頭の二足歩行・・・ミノタウロスだー
テンション上がる。
-------------------------------------
ミノタウロス レベル61 人形種 ランクA
スキル
「狂化」
「鋼鉄」
技能
「斧術」レベル12
「拳術」レベル12
-------------------------------------
ランクAモンスター来たーーーーー
早く戦いたい。"ストレージ"これは異空間から大剣を取り出した。
指輪にストレージを付与したからこれで空間魔法が使えるか隠せそうだな。
俺は剣を構える。
ミノタウロスが迫ってきた。俺は、ミノタウロスの攻撃をかわし、反撃の斬撃をくりだす。
が、切れない。硬い、硬すぎる。だがそれでいい。俺は攻撃を続ける。だが効かない。でも、続ける。
そしてーーーー、
通った。ミノタウロスが斜めに崩れた。
真実の視界を使い詳細鑑定、「鋼鉄」を覚えた。
「なかなかやりますね。ミノタウロスはここの魔物の中でかなり上位のモンスターでしたのに、仕方ありません。私がお相手をしましょう。」
んー、殺すのはもったいない。人形じゃなくて普通に生きている人と一緒に旅がしたい。殺すのは惜しい、メイドだよ、メイド、カワユス
「もし、俺が魔王を倒したらどうする?」
「そしたら復讐します。」
「ダメか、」
「ダメです。」
「残念」
あー本当に残念だ、仕方ない殺そう。