「第十一話」スキル?
あれ?ここはー、
「あーあ、死んじゃった。」
「あ?」
そこにいたのは、キリギスだった。
「にしても、無茶するねー。」
「ここ何処?」
「私の仕事場」
「ここ、暑くない?」
「地獄だからね、」
「はい?」
「霧ヶ峰隆二君、君はラッキーだよ、君のスキル「蘇生申請」のおかげで体が消滅しないかぎり、蘇生可能だよ、私が了承すればね。」
「まてまてまて、そんなスキル持ってなかったよ。」
「あるよ、しっかり確認して見なよ。」
「きっと間違いだと思うけど。」
「いいから、いいから」
んー「ステータス」
-------------------------------------
霧ヶ峰隆二 22歳 レベル21 職業 死霊術師
筋力530 耐久480 生命力670
俊敏630 魔力410 精神力590
魂147 生命値6201
スキル
「スキルコピー」「虚無」「全属性魔法適性」「全属性魔法耐性」「物理耐性」「解呪」「詳細鑑定」「成長期」「蘇生申請」「真実の視界」「絶対障壁」「悪魔契約」「グラススキル」「オークキングスキル」
職業スキル
「配下作成」「死体人形化」「召喚アンデット」レベル1「霊力減少(極小)」
技能
「大剣術」レベルMAX
「剣術」レベル5
「細剣術」レベル5
「大窯術」レベル5
「刀術」レベル5
「拳術」レベル5
「槍術」レベル5
「盾剣術」レベル5
「双剣術」レベル5
「小武器術」レベル5
「料理」レベル8
「掃除」レベル0
「気配隠蔽」レベル3
「気配察知」レベル5
「身体強化」レベル2
魔法熟練度
火属性40
水属性8
木属性1
風属性21
闇属性17
地属性1
光属性1
雷属性1
氷属性3
精霊属性0
古代魔法
異空間30
聖0
邪0
酸0
重力24
-------------------------------------
え?またステータス上がった?スキル解放?された?
「まあ、まあ、落ち着きなよ」
「取りあえず、スキルについて聞きたいんだけど。」
「いいよー、「」の奴だね。」
「それそれ、今使えるようになったのもふまえて。」
「まずは、「」の理由から話そうか、貰えるスキルはランダムなんだ。そして、スキルコピーが原因何だよ。ランダムで貰ったスキルはランダムで「」表示になるんだ、だから五つ「」があったの。真実の視界と詳細鑑定を使えば見れるんだけど、真実の視界が「」じゃ仕方ないよね。ちなみに、虚無もこのコンボ使われるとばれるからね、」
「え?ウソーン!」
「そうそう、蘇生申請は一回限定だから、消えるよ。」
「ウソーン」
「仕方ないよね」
「あーあ、最強スキルだと思ったのに。」
ここで、スキルチェック、
「成長期」自分より上の実力者と戦うとき能力値が上がる。
「真実の視界」擬態や幻術等見破る事ができる。
「絶対障壁」5秒間ダメージが通らなくなる。発動後20秒のタイムラグがある。
「悪魔契約」悪魔化する。火属性魔法だげが使えステータスが10倍になる。
「分裂」能力値を分けて分身体を作る。
「ちょっ、分裂って何?」
「ん?代わりのスキル」
「あっ、マジで?」
「うん、君にピッタリだと思うんだ。」
「ステータス分けるの?これ?」
「じゃないと、チートじゃん!」
「普通に作るスキル無いの?」
「無いよ、分身だと、近くにいないといけないって効果だから無理」
「自由じゃないならちょっと、あれかなー。」
「だと思った。で、君の体質について何だけど、」
「蘇生はよ、」
「はぁ~わかったわ、じゃあね~」
視界が真っ白になった。
-------------------------------------
「あっおきた。」
「ずいぶん寝てたな。」
「あ?ここどこ?」
「お寝坊さん(笑)」
「心配したよー」
「どうなったの?」
「オークはそこで死んでる。」
「やるな、キリガミネ。」
「シルルちゃん、泣きながら回復してたよ。」
「ちょっと、クミンさん!」
「あーそう、今は夕方?」
俺は起き上がった。シルルさん泣いてくれたのは、嬉しいね(笑)
「まあ、今日は帰ろう。オークのコアはゴブリンより高く売れるぞ。少しだけどゴブリンが10個で一銅貨だが、オークは五個で一銅貨だからな。」
「でもなんか、数が少なくないか?20しかいなかったぞ。」
ギクッ、
「じゃなきゃNのキリガミネ君には無理じゃない?」
「そうですよ、きっと、オークキングが存在が大きかったんですよ。」
「?オークキング?シルル何だそれは?」
テトルさんが気づいた。終わりだね、あきらめな。
「キリガミネ君~。」
「俺に振らないでくれるよ、」
「俺って言うんだな、キリガミネ君も」
あっ、まいっか。
「そりゃ言うときもありますよ」
「シルルちゃん、オークキングってあれのこと?」
「そうです。実は詳細鑑定持ってるんですよ。」
「詳細鑑定ってステータス見れる奴だよね?」
「はい、武器や道具の説明も見れます。」
「じゃあ、キリガミネ君のステータス見てみたいんだけど。」
!?え?何で?
「いや、そういうのは、キリガミネ君の許可を得ないと・・・・・・・」
その時、シルルさんは目を見開いた。まさか、死んで虚無がリセットされたか?
「なあ、キリガミネ君ステータス聞いてもいいかな?」
「嫌です。」
「今レベルは?」
「嫌です。」
「スキル凄いの持ってるの?」
「ありません。」
「教えてくれてもいいんじゃない?僕も教えるよ、」
「結構です。」
「マズイ理由でもあるのか?」
「・・・・・・・」
「武器なら、見せて貰っても?」
「嫌です」
「そっかぁなら仕方ないね。」
「・・・・・・・」
「あの!キリガミネ君に聞きたいことがあるの」
「シルルさん、何?」
「自分のステータス見た?」
「見たよ、」
「そ、そう」
「取りあえず、帰ろう。」
「「「「・・・・・・・」」」」
なんとも、重い空気だパーティー組んで初日だぞ。
宿に戻る。俺はそのまま、寝た。
-------------------------------------
町の中
「聞きたいんだ。今日のこと、」
そして、四人が集まったのは、東間の宿の部屋。
「シルルさん、話してくれないか?霧ヶ峰の事を」
「はぁ、わかったわ。」
「まず、キリガミネ君のステータスはおかしい。」
「具体的には?」
「彼のステータスは変わって無いの、あったときから。」
「それってかなり高いって事か?」
「ううん、最初は、私たちより20くらい高いだけだった。」
「で、オークを倒し、オークキングを討ち取ったってこと?」
「ええ、特別なスキルも無いのに」
「オークキングってどれぐらい強いんだ?」
「レベル38、ランクK」
「KとM相手に一人で?」
「そう、レベルも15のまま、武器もたいしたことない。」
「何かあるな。」
「何かって例えば?」
「分からん」
「どうするんですか?」
「このままだ、強い奴がいても問題ないしな。」
「嫌よ、私は正体のわからない奴と組むきはない。」
「俺も同意見だ。」
「クミンさん、テトルさん、シルルさんも反対かな?」
「私は、・・・・・・・」
「どっちかな?」
「私も問題ありません。」
「2対2だね、どうしよっか?」
「私抜けるわ、」
「俺もそうさせてもらう。」
「わかった、俺らは3人で組む、クエストはどうする?」
「それは、俺のだ。お前らは、くんな。」
「わかった、」
シルルは焦った、ど、ど、ど、どうしよう。
「シルルちゃん、キリガミネはやめといた方がいいよ。」
「ち、違います!」
そうして、解散した。
「キリガミネ君って何なんだろう。」
シルルは誰もいない空間でそう呟いた。