「第十話」森探索。
「キリガミネ君、」
「そういえば、皆そう呼ぶな、リュウジでいいのに」
「何となくね。それで、本当に供オークを隠す理由は?」
俺は止まる、バレタ?しられた?怪しまれた?俺は振り向き
「本当の目的ってどういうことですか?」
「供オーク、スキルに仲間と連絡をとることができる物があるんだけど、知ってたの?」
「初めて知りました。」
さっきにね、
「キリガミネ君、詳細鑑定できるんじゃないの?」
ギクッり、女の感?なのか?
「できませんよ、そもそも、僕のステータスのスキルに「詳細鑑定」はありませんし、」
「そうだけど、なんか噛み合うような・・・私の事信じていないの?」
「そんなことないですよ、皆さんはもう仲間ですから。」
「で、何処に隠すの?」
「草の生い茂る見えにくいところです。」
「あそこなんてどう?」
「そこにしましょう。あっ、シルルさんは周囲を警戒してください!」
「わかったわ。」
チャンスそして、死体をしまい、如何にもそこに隠したように、偽装した。
「オッケーです。」
「では、戻りましょうか。」
よし、よし、スキルと死体ゲット。共鳴以外は多分入手した。スキルに供オーク「」「」があった。共鳴は見てないので、多分それ以外だと確信したのだ。
はぁ?待てよ?他二つを入手・・・確認した。知らぬ間に?え?待って?これって・・・・・・・・
一瞬で顔が青ざめた。理由は明白、仲間呼ばれた。
「何か、収穫ありましたかね?」
「どうだろうね。」
人間の死体の収穫があるかも・・・何ていえねえ、スキル知られてたっていえねえ。
戻るとそこには、三人がいた、まだ無事のようだ。
「おーい、戻っりましたよ。」
返事がない。まさか・・・・・・・
「静かに」
「どうかしました?」
「近くにオークの集団がいる。ざっと40。」
40か、多いな。
「どうします?」
「勿論戦う。奇襲をかけてな。」
「オークってそんなに、厳しいんですかね?」
その時、俺は気づいた。何かとてつもないやばい感じ、
「一体変な奴がいる。他の固体より強い。」
「ここで何ありました?」
「何も無かった。って今はそれ所じゃ無いんだぞ?」
「どういう立ち回りでいきます?」
「まず、俺、テトルさん、キリガミネ君で側面から攻撃。頃合いを見て後退するそして、シルルさんに回復、クミンさんに魔法攻撃で対応してもらう。それで押し切る」
そして、オーク戦が幕を開ける。
「オークを発見、配置につけ、突撃ーーーーーー」
横に大剣を一振り、オーク2体を絶命させた。
そして、東間さんとテトルさんも、それぞれオークを倒す。
俺は流れ作業で切り捨てた。自己流の剣術だが、かなり者になっている。8体を倒したところで、東間が吹き飛ばされた。
「キリガミネ、引くぞ」
「は、はい」
俺一人でもいけそうだけど。
「東間大丈夫か?」
「ああ、強固体に吹き飛ばされた。」
後衛のところまで戻り東間は、回復される。
「キリガミネ、抑えるぞ、」
「了解!」
オークが向かってきた。死体回収どうやろうかな?突っ込むか。
「キリガミネ?おい、待て、」
「大丈夫です!任せてください。」
追いつかれる前に20くらい、回収しよう。全部取ったら、怪しまれるから。
さっきのところまで戻り、切り殺し、回収、20体とも、"ストレージ"に収納した。
あれが、強固体か?見つけたそれは、
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オーク レベル11 魔物オーク種 ランクM
スキル
「連携」
技能
「小武器術」レベル2
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こいつじゃねえ、
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オークキング レベル38 魔物オーク種 ランクK
スキル
「指揮」「連携」「統率」
技能
「斧術」レベル6
「小武器術」レベル8
「気配隠蔽」レベル5
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さすがにキング名乗るだけの実力はありそうだな、技能のレベルはそこそこ高い。オークキングだげ金属製の斧持ってるし、気配探しずらいし、一人だときついかもな、ばれたくないので重力魔法はしない。雑魚処理するか?いや、引こう
そう思い全力で逃げ出した。
残り13体ーーーー
やばい、やばい、オークの死体が邪魔、あっ、キングが食ったことにすれば死体回収しても良くね?よし、"ストレージ"8体回収、おっ、いたいた、
「やばいです、ヒット&アウェイで数減らしたんですけど、強いオークに攻撃が通らなくて、」
「わかった。待ち構えるぞ」
そして、キングがやってきた。
「いくぞ!」
途端に風球が飛んでいった。直撃とはいかず、斧に切り裂かれた。
「魔法を切った?」
「マジかよ、」
「囲んで叩きましょう。」
そう提案して、俺は右に回り込んだ。テトルさんは左、東間さんは正面に移動し、攻撃した。3対13だが、キングをとれば、勝てる。そう思った。
しかし、オークもしかけて来る。俺は先にオーク処理を始めた。
「ぐほっ、」
「ああー」
あれ?二人が飛んでったよ?結界で囲い回収しているのが見えた。俺やばない?
オークを6体倒した。残り7体?まずくね?
俺は距離をとる、"火球"火属性初級魔法だ、ダメージを与えてくれるはず、4体が焦げた。よし、ノーマルオークを切り殺し1対1になった。魔力はあるが果たしてきくのか?
気配隠蔽か、気配が薄くなった。"空間表示"脳内マップを使う。位置特定は可能だ。よし、身体強化を発動、いくぞ!
「喰らえ"火球"ーー」
オークキングは切り裂く、しかし、
そっちは、フェイントだよ。
はぁ?受け止めた?斧の使い上手いな、だが、
[ぐあぁぁぁぁぁーーーー]
オークキングが悲鳴を上げる。だって、ナイフ刺したし硬い部分、コアの位置に刺したし、こいつ、終ったな。
ーーシュファー ーー
「え?」
俺から血が出てる?腹のあたりが赤い?強烈な痛み?何これ?あれ?力が入らない。何で上見てるの?何で後ろに倒れたの?何で動けないの?何で皆焦ってこっちに来てるの?
俺、死んだの?