第7話 ファシスト
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1930年
ドイツは、ナチスドイツ アドルフ・ヒットラーが政権を掌握した
ナチスは、立法権の行政府への一任という、独裁情勢が起きた
ナチスは、ユダヤ人迫害政策を実施し
多くのユダヤ人が収容所に送られるか、アジア(日本やイギリス植民地方面に)、アメリカへの亡命を余儀なくされた
ベルギー
あるユダヤ人の博士が、日本へ渡航しようとしていた
「アインシュタイン博士」
「日本に向かおう、もう一度、この地を踏めるといいな」
だが、その後アルベルト・アインシュタインがヨーロッパ大陸を踏むことはなかった
大日本帝国台湾県高雄
「アインシュタイン博士、ようこそ大日本帝国へ」
「ああ、ありがとう、10年以上になるな、この国に再びくるのは」
「本土では、一時軍部の暴走がありましたが、帝から軍の統帥権の行政府長への一任で、軍部も政治介入が減りましたし、三権分立も確約されて、女性の勤労のための保育施設も増えている最中です」
「さすが、大日本帝国ですね。70年前は、まだ封権社会の国が、今では大英帝国とロシア帝国の盟友ですからね」
「お誉めいただき、ありがとうございます」
「それと、ユダヤ人難民の受け入れも感謝します」
「ええ、白人以外を迫害する国に、未来が見通せるか、私も心配です」
その後、日本の工業力と経済力は、世界恐慌から一気に回復
さらに、航空戦闘主義勢力が増え
戦艦至上主義は衰退していった
一方 ベルリン
「くそっ、あまり差し押さえられなかった」
「我々への脅威と極東の猿島に奴らの町があるせいだ」
「本当なら、懐柔してイスラエルか東欧にユダヤ人の親ナチス傀儡国家建国させて、強制懐柔すれば」
「ソ連やイギリスが許すか」
「確かに」
ユダヤ人の多くは、フランスやイタリア、ベルギーから、大英帝国を経由し、各地に散らばった
特に多いのは、大日本帝国、サハリンロシア帝国だった
両国は、ユダヤ人移民を奨励し、経済力の底上げを夢見ていた
工業生産の推移は日本は恐慌の2年後には恐慌前の水準にまで回復していたが
米仏は、共産主義に汚染されていない与党の失態で大打撃を被った
これにより
米仏は、国民の知らない間に政治家が共産主義に染まり続けた
続く