第4話 激動の渦
遅れてすみません
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東京 宮城
「どの国も、経済被害が大きいな」
「こっちは、一時は米の問題になりましたからね」
「米輸送規制法を検討する前に、内閣総辞職になってしまいましたからね」
魚沼とかで起こった騒動
「中国は、揉めているからね」
「満州を中心とする、中国民主党、南京付近を拠点とする中国国民党、ソ連に同調して勢いを見せつつある、中国共産党の三つ巴、三国志状態ですからね」
大阪
「内需が活発化しているな」
「朝鮮や台湾だけじゃなく、北海道や東北の開発が進んでいるのも、アナスタシア様のおかげですね」
「ロシア帝国の資産が日本開発の資産だからな」
1923年5月、日露平和同盟の一環として、皇太子とアナスタシア皇女の婚姻が行われた
これにより、アナスタシア皇女の伝手でロシア帝国の資産を日本の発展につなげた
史実では、1924年に同じ宮中の皇族と結婚したが、此処では日英露同盟強化が優先された
ソビエト連邦
「ロマノフ資産は奪えなかったが、シベリア鉄道で儲ける」
「ある意味一番、国の生命線ですからね・・・・・・それより、フランスの同志がやってくれたそうだ」
「フランスの対独政策宥和政策を打っていた議員が死亡したあれか」
「表向きには自殺に見えるようにしておきましたし、これでうまくいけば、大陸全土がソビエト主義になりますね」
「ああカール・マルクスさんの文書のためにも、レーニン議長たちを応援していかないと」
一方、アメリカでは、民主主義が社会主義に汚染され始めていた
一部では、異変に気づくものも板が立ち向かえるものはいなかった
日本では、憲法の英国化を進めようとしていた
天皇に全権を任せた場合、軍部の暴走をくい止める手段がないと判断したため
イギリスの憲法の模倣を考え始めた
だが、天皇至上主義勢力は一般の臣民に何ができると批判
だが、天皇はこういった
じゃあ、汝達もふつうの臣民じゃないのか
この一言で切られた
立憲君主を貫く、日英露
共産化に傾向しる米仏
ファシストに沈みゆく独伊
戦いは、誰が切るのか、それを知るものはいない
続く