表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
対共帝国同盟  作者: 鈴夜
4/10

第2話 孤立しゆく、大帝国

祝 ブックマーク人数10人突破



イギリスのある議員控え室

「アメリカとの対立が多いな」

「全くだ、我々がシベリア出兵できなかったからって、その代金払えって、どういう鬼だ、日本が代わりに付き添っただろ」

「確かに、そうだな、アッサムティー、うまいな」

「ああ、最高だよ」

イギリス ロンドン

第一次世界大戦前は、世界の帝国として名を馳せていたが

第一次世界大戦で国力を投入しすぎ、アメリカの台頭を許し始めていた


アメリカは、モンロー主義で孤立政策を進めていたが、シベリア出兵終了後、仏ソの共産主義勢力に政治家の一部が汚染され始めていた(主に民主党上院議員

それにより、日英両国を敬遠し始めた

日本はソビエト連邦の東の障壁

英国はソビエト連邦の大西洋への障壁

ソビエトにとって、両国は目障りだった

アメリカとしても、中国大陸進出のためには、日本が邪魔だし、カナダの宗主国であるイギリスも目障りに思い始めていた


だが、その動きに、何人かが気づいていた

主に共和党上院議員の一部である

だからこそ、動きを封じようとしたが、逆に共和党の議員にも共産主義勢力が紛れ込んでいった

そして、それが一掃されるのには、ハリー・S・トルマーンの大統領就任まで待たないといけなかった


フランス

「ドイツは、いつまで金を返済しない気なんだ」

「こうなったら、ルール地方の一部を占領して統治するしか」

「んなことしたら、英露日が暴挙だと怒鳴るだろ」

「んじゃどうするんだ」

「それがないから困ってるんだろ」

「だから、ルール地方を「やったら、ドイツが共産主義になるだろ」なるなら、なっちまえばいいだろ」

いきなりの発言に彼は度肝を抜かされた

「本気で言っているのか」

「ええ、私だって、赤なんですから」

「・・・・・・もう、愛想が尽きた、お前とは、ぜっ「バァン」ぐあっ」

「ああ、こっちもあんたらとは決別だ」


その数日後

フランスは、ルール地方を占領

これにより、ストライキ騒動が発生

イギリスと日本が、フランスの暴挙を必死に止めようとしたが

フランスは止めず

日英と仏の関係は急速に悪化した


ドイツも英仏との関係が悪化しようとしていた

フランスは、経済再建のための返済猶予を聞きもしない

イギリスは、言葉ばかりで、とめようともしてくれないと


その言葉に、最初は誰も言うことはなかった

そして、それは ドイツをファシスト国家に導いていき

世界は、3極化して三つ巴の戦争に突き進もうとしていた


ルール地方の件は、最終的に、米国がフランスに占領条件の緩和をすることを条件に、フランスに貸した金の返済猶予を延長すると言ったことで

占領統治が緩和された

続く

感想、ご意見

お待ちしています


まぁ、会話が少ないというのは大目に見て

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ