『ん』、では終わらない
「いきなりだけど、しりとりしようぜ」
「なぜ、しりとり?」
「いいからしようぜ」
「わかった、わかった」
「じゃ、まずはしりとりの『り』からだな」
「りんご」
「ゴリラ」
「ラッパ」
「パンダ」
「ダンス」
「スイカ」
「カメラ」
「ラクダ」
「ダンボール」
「ルーレット」
「とんび」
「ビンゴ」
「ゴング」
「群馬」
「マントヒヒ」
「ヒンズー教」
「馬」
「マグマ」
「鞠」
「竜胆」
「牛」
「信号」
「うどん」
「あ、『ん』が付いたよ、僕の負けか」
「待て、『ん』で始まる言葉があればいいんだろ、あるよ」
「何」
「ンゴロンゴロ自然保全地域」
「なにそれ?」
「タンザニアの北部にある自然保護地域のことだよ」
「知らなかっただろ、『ん』で始まる言葉がある事」
「へぇー、始めて知ったよ」
「で、どうする続ける?」