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ヤンデレ作品についてのクレーム(流し読み可)

作者: 翁。弁当

 カタカナでセリフを書くことで片言になっている状態を表現し、それに伴って精神の不安定さを表現する。

その技法自体に別段文句があるわけでもないのだが、しかし使い方があまりにも安易すぎやしないだろうか。片言喋らせておけばいいだろうという感じが透けて見える様な運用が目立つ。そういうことじゃないんだよ、ヤンデレってのはもっと沸々と、あるいは淡々とした狂気が重要なんだ。

表現力に困った結果そういうやり口に走っているのかもしれないが、それで表現できる狂気は量産品のものでしかないことを作者諸君には覚えておいていただきたい。

 改めて言うが、その技法自体を非難するわけではないのだ。誰でもある程度の狂気を表現できる量産性においては他の追随を許さないだろう。しかしそれゆえに全体的に安っぽく見えることを留意して欲しいのだ。

 他のユーザーが散々『他の作品で似たようなの見たな』だのと批判するテンプレのそれと全く同じであるというわけだ。


 もう一点ある。別にヤンデレ作品に限った話ではないかもしれないが、もっと『病み』に至るまでの過程をきちんと描いて欲しいのだ。

 そもそもの話、仮にヤンデレの女の子がいたとして(別に男の子でもいいけど)基本的に満たされていればそれはヤンデレではなく極めて一途な女の子でしかないのだ。つまりヤンデレ要素を生み出すためにはそのヒロイン自体が何かしらの形で相手に飢えている必要があるわけだが、その飢えは並大抵のものではいけない。並みの飢えでは並みの執着しか生まれず、それは普通の恋する女の子の範疇を出ないからだ。極限状態の人間は一枚のチョコレートで殺し合うという。そのレベルまで飢えていなければヤンデレとはなるまい。

 『何年も前から云々』と言われれば、それはそのヒロイン視点から見れば飢えとして上等なのだろうが、あいにく小説とは読者視点が重要なのである。読者視点でそんなこと言われたところで、果たしてそれがフレーバーテキスト以上の何かであるだろうか。


 ああそれと、ヤンデレとは関係ないのだが、『文句があるならお前が書け』と言う類の輩については『そういう類の文言で文句を封殺するから批判が生まれんのだ。批判、指摘が賞賛以上に成長を促すことを知れ』と反論する次第であるので、悪しからず。

当然、本作への批判も絶賛募集中である。

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