お昼食べよう
今回はちょっと(?)短いです。キリがいいところで終わったらこうなりました。
今日は二話投稿します(願望)。
お昼ご飯は自分で食べなきゃいけないのか。
・・・ちょっと探してみよう。
大通りにはいくつかの店があったので、選ぶことが出来た。どんな食べ物が人気なんだろう。
店の看板を見てみると、「ご飯ランド」<ぽこぽこセット 銅貨2枚>と大きく書いてあった。これなんだろう。
店に入ると、かわいいメイドさんがいた。
「いらっしゃいませー、ご注文は?」
「オススメは何ですか?」
「今はぽこぽこセットですね。」
「じゃあ、それで」
「かしこまりました。好きなお席に座ってお待ち下さい」
しばらく待っていると、例の料理が出てきた。
「お待たせしましたー」
パンケーキのような生地に、丸い何かをトッピングしたものだった。確かにぽこぽこっぽい。
「・・・この丸いの何ですか?」
「これはタピタピを焼いたものです」
「へえ・・・」
うん。分からない。
食べてみると、モチモチした食感で甘くて、意外とおいしかった。セットなので、スープとお茶(?)が付いていて、それも割とよかった。
「ご飯ランド」を出た後、着替えて早速仕事を始めることにした。昨日と同じところでいいか。
昨日行った場所は、やはり結構混んでいた。
・・・今日はちょっと本気を出そうかな。
私は道具箱からナイフを取り出した。一気に注目が集まる。
注目されるのはあまり得意ではないのに、仮面をつけると何故か勇気が沸いてくる。道化師としては失敗する気がしない。
そんなテルを、陰で見ていた人がいた。
今日もたくさんのお金が集まった。やっぱり仕事は楽しいな。お客さんには感謝だなぁ。
お客さんが去って行った後、誰かから声を掛けられた。
「あなたは、何者ですか?」
「・・・」
この人は・・・ギルドの受付の人だ。でも仮面を付けているので私だとは気づいていない。
「申し訳ありません。私から名乗るべきでした。・・・私はギルドサブマスターのマリです。マスターがあなたに会いたいと申しており、お伝えに来たのです。付いてきて頂けませんか」
まあ、信頼できる人だと思うし、行こうかな。
私はこくりと頷いた。
「では、参りましょう」
・・・私だってバレないよね。
料理名が適当過ぎましたね。ごめんなさい。
因みに、タピタピとはタピオカのような生物のことです。
これから色々な料理に出会う予定です。よろしくお願いします。