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中央工場にて【2】

遅れてしまってすみませんm(_ _)m

テストは無事終了しました(二つの意味で)

中央工場はどうなっているのでしょうか?

その後、魔法石の通りに進んでいくと、大きくて長い螺旋階段があった。


「・・・これ全部下りるの?」

「そうみたいだね。階段の一番下に魔法石があるよ」

「ほんとだ!ってことはもうすぐ着くってことか!」

「そうだね」

「ぶー!」


実際、地図には謎の空欄の所があって、そこがこの螺旋階段だった。この下には一体何があるんだろう。


「おー!ワクワクしてきた!はやく下りよう」

「ぶー!」


ミーニャちゃんとぶーちゃんが急かしてくる。


「じゃあ、暗くて危ないから、私の魔法石で照らしながら下りよう」

「その必要はないよ!」

「え?」

「わたしが魔法でみんなを下ろすよ!」


・・・あれ、前、飛ぶのは苦手って言ってなかった?


「着地のスピードを和らげるだけだから、落ちるだけなら簡単!」

「ぶー」


ぶーちゃんが怖がってる。却下かな。・・・あ、でも。


「私も加勢するならいいよ。その方が安全」

「そうだね!やり方教えるよ」

「ありがとう」


「なんかね、フワーって感じをイメージするの。そして手を下にかざしたら出来るよ。この魔法は呪文はあるけど、唱える時間がないの。だから、イメージが大事だよ!」

「え?」

「やってみてよ!」


ちょっとよく分からなかったけど、とりあえずやってみようかな。あそこの扉の上の棚から飛び降りてみよう。

・・・こんな感じかな?


「これでいいかな?」

「すごい!1発で出来るなんてさすがテルちゃん」

「よかった」


私たちは螺旋階段の上に立った。


「いくよ!せーの」


飛び降りると、意外と深くてなかなか魔法石のある地上に辿り着かない。でも確実に近づく。


「テルちゃん、準備!」


私たちは手を下にかざす。


「せーの!」


ドーン、という大きめの音がなって着地した。成功かな?


「大成功!やっぱり2人でやった方が安全だったね」

「そうだね」

「ぶー!」


ぶーちゃんは自分が生きていることを確認してため息(?)をついていた。


「じゃあ、みんな生きてたことだし、早速進んでみよう」


魔法石は壊されたとみられる扉の向こうへ続いていた。


「きっともうすぐだね」

「うん」


扉の中に入ってみると、じめじめしていて、少し気持ち悪い。


「キャー!!」

「どうしたの?」

「わ、わたしの肩に、スライムがー!」

「スライム?」

「ほら!」


ミーニャちゃんの方を見ると、肩に何かぬめっとしたものがついている。そして、床にはたくさん散らばっていた。


「・・・でもこれ、死体だ。スライムって、何でも溶かしちゃう魔物だから」

「そうなんだ。チカさんたちが倒したのかも」

「そうだね!助かったー」


ミーニャちゃんは勢いよくスライムを飛ばした。


「でも、魔法石は溶かされちゃったみたいだね」

「あ、ほんとだ」


見ると、向こうの方は真っ暗になっていた。


「もしかしたらまだ生きてるスライムもいるかもしれないから気をつけなきゃ。スライムって、特別な薬品を使わなきゃ倒せないから」

「そうなの?」

「うん。だから今のわたしたちは避けるしかないね」


私は自分の魔法石を取り出して、懐中電灯代わりにした。スライムは透明だから見づらい。


「きっとチカさんたちの所までもうすぐだから、頑張ろう!」


ミーニャちゃんがそう言った瞬間。

ドーン!という大きな音がした。

結局チカさんたちに会えず。。。そしてあの音の正体はなんだったのか(まだ決めてない)

次話もよろしくお願いします!

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