コノの護衛をしよう【2】
お待たせしましたっっっ!!
すみません!!!
しかも今回、なんか番外編みたいになっちゃたです。
いつも読んで下さり、ありがとうございます。
二日目の昼、さすがに眠いので、私たちを泊めてくれると言ってくれたおばあさん、レナさんの家で仮眠を取らせてもらうことにした。
・・・ぶーちゃんはピンピンしてるけどね。
「ありがとうございます、泊めて頂いて」
「いいえ、お客さんが来てくれて、私も嬉しいのよ」
「本当にありがとうございます」
「ベッドは二つあるわ。同じ部屋だけどいいかい?」
「はい」
「じゃ、寝ている間、ぶーちゃんの面倒は私が見てあげるよ」
「いいんですか?」
「ああ、この子、かわいいわね」
「ぶー!!」
ぶーちゃんは乗り気なようである。それならいいかな?
「お願いします!」
「ええ、任しときな」
部屋に案内してもらい、入ってみると、見るからに気持ち良さそうな、ふかふかなベッドがあった。
「おおー!!」
ミーニャちゃんはとても興奮している。
・・・と思ったら、もうすでに寝息を立てていた。
私もよく眠れそうだな。
おやすみなさい。
その頃――教会にて
「もう二日目っすねー、魔物なんかもう出ないんじゃないですか?」
そんなことを口にしたのは、この地区の若造、シンヤであった。
「おい、そんなこと言っていると、魔物が本当に来たときに対応できなくなるぞ」
ベテランのサトシは軽く注意した。
やれやれ、これだから若造は、とため息をつく。
「でも、この時期に魔物が出たことはないんでしょう?」
「ああ。しかし、ここ最近魔物が多く出ているだろう?そのせいで、国が安全を確保するまでこの地区に旅人さんが来づらくなったんだ」
「そうでしたね・・・気を引き締めます」
「その意気だ」
「はい!」
「・・・そういえば、旅人さんたち、なんで護衛を手伝ってくれているんっすかね。危険になるかもしれないのに」
「そういやそうだな」
「何か怪しくないっすか?」
「・・・せっかく手伝って頂いているのにそんなことを言うのはおかしいぞ」
「そうっすけど」
怪しい人に護衛を任せていいのか、パーティーに出ていなかったシンヤは疑問に思っていた。知らない人を無条件で手伝うなんて、何か裏があるのではないかと。
「旅人さんたち、夕御飯ができましたよ」
「ぶー!!」
ドアを開けて入ってきたのは、レナさんとぶーちゃんだった。
「ぶーちゃんはいい子にしてましたか?」
ミーニャちゃんはレナさんに聞いた。
「ええ、とってもいい子でしたよ」
「そうですかー、よかった」
「食欲が旺盛でね、私の作ったおやつを三回もおかわりしてくれたよ」
「・・・す、すみません」
「いいのよ、健康な証拠なんだから。それより、早くしないと御飯が冷めてしまいますよ」
ダイニングルームには、温かい料理が置いてあった。
何かのスープと、何かの混ぜご飯だ。
「これ、なんの料理ですか?」
思いきって訊いてみると、レナさんはにっこり笑いながら教えてくれた。
「これは、今旬のペタペタニンジンのスープと、トビニワトリの混ぜご飯よ」
・・・知らない食べ物だな。
「明日、見せてあげるよ。食材をちょうど調達する日だからね」
表情に出ていたようだ。ごめんなさい。
「ありがとうございます」
そして、料理を口に運んだ。
・・・おお、おいしい。
スープは甘く煮込まれていて、優しい味。
混ぜご飯は、少し不思議な味で、多分ソースが特殊なんだろう。油がじゅわーっと溢れて、とても美味しかった。
ミーニャちゃんも満足そうだ。
「「ごちそうさまでした!」」
「これで今日の護衛はばっちりです。本当にありがとう、レナさん!!」
ミーニャちゃんがお礼を言う。私も頭をさげた。
そして、私とミーニャちゃんとぶーちゃんは、教会へと出発したのであった。
食レポって難しいですね。。。
頑張ります。。。
これから投稿が遅れることが続くかもしれませんが、頑張って完結させようと思いますので、これからもよろしくお願いします。