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女神との出会い

少女の名前が決まりました。女神が出てきます。美人がいいな。

 目を覚ますと、不思議な空間に座っていた。

・・・目を覚ました?

確か私は・・・


『こんにちは。小さなお客さん』

 

上の方から声が聞こえた。

その直後、空間が光に包まれ、私は思わず目を閉じた。



目を開けると、そこにはきらびやかな衣装を身に纏った女性が座っていた。


『私はこの世界の女神。今日はお願いがあってあなたに来てもらったの』


いきなり話しかけられた。


「・・・はあ」

『あれ、あまり驚かないのね』


あまり人と話すことに慣れていないだけである。


「・・・私、死んだんですよね。なぜ話せるのでしょうか。」


『それはね、あなたの魂を私が呼び寄せたから。さっきも言ったように、お願いがあって』


女神は一呼吸置いて言った。


『あなた、異世界に転生してみない?』


「・・・は?」


『だから、異世界に・・・』


「それは分かりました。でも、異世界なんて本当にあるんですか?」


『ええ、それもたくさん。本当は、記憶を残した転生は特例でしかさせてはいけないのだけれど、あなたには記憶も残してあげるから。お願い、あなたが必要なのよ』


「どうして・・・?」


『それは・・・実は私、あなたのファンなのよ』


「・・・へ?」


『あなたは3歳のころから抜群の身体能力でバレエをやっていて全国にいけるレベルだったのに、6歳のときにサーカスを観にいって道化師が人々を笑顔に出来ることを知り、すぐに大道芸を自主練でマスターし道化師を志す。

16歳でようやく親の承諾を得て【テル】という名前でサーカス団に入り、1ヶ月足らずで才能が認められて世界の注目を浴びた。

・・・どう?』


「・・・合ってますけど、なんで知ってるんですか?」


「それは、私が女神だからよ」


「は・・・はあ」


『私ね、あなたの人を笑顔にしたいという気持ちに惹かれたの。最期までその気持ちは変わらなかったでしょう?』


「はい」


今もその気持ちは変わらない。


『私ね、あなたが死んだとき、すごくショックだったのよ。みんなあなたはブランコから落ちたことで死んだと思ったようだけど、本当は・・・』


「それ以上言わないでください」


『そ、そうね。とにかく、あなたに転生してほしいの!みんなを笑顔にして、お願い』


「どうしてそこまで・・・?」


そう言うと、これを見て、と女神は水晶玉のようなものを出した。


『この世界には魔物にたちがはびこっているの。子どもたちは怯え、とても笑顔になんかなれないという地域もある』


「それは大変ですね」


なんか突拍子のないことを言われた気がする。


『そこであなたに、この世界のみんなを笑顔にしてほしい。どんな方法でもいいわ。あなたにぴったりな内容だと思うんだけど・・・』


「・・・分かりました。やります」


まあ、いいか。


『本当?』

「はい」

『ありがとう!じゃあ、あなたにこれを渡しておくわ。』

「これは・・・?」


『お道具箱と、生前あなたが着ていた道化師の衣装よ。あとは仮面をプレゼントするわ』


「仮面・・・?」


『道化師といったら仮面でしょう?』

「そうなんですか」


違うと思う。


『細かいことは気にしないで!いちいちメイクするの面倒でしょ』

「はあ」


『お道具箱と仮面にはとある機能を付けておいたから。まあ、使っていれば分かってくると思う。』


「ずっとこの格好は恥ずかしい気が・・・」


『じゃあ、このワンピースをあげる。でも動きにくいから気をつけてね』


「分かりました。」



『では、行ってらっしゃい。頑張ってね!何かあっても助けられないけど、またここに来るだけだから大丈夫』


・・・物騒なことを。


一そして私は異世界へ行くことになった。また道化師として。




お気づきかもしれませんがテルの本名を考えるのは諦めました。(女神も同じく)

因みにここでいうお道具箱とは大道芸の道具を入れるものです。


今後とも私とテルをよろしくお願いします。


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