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誤解
相澤様の記憶を解析中、不自然な映像が入り込んできた…
人なのか、木なのか…
もしかすると、相澤様の記憶ではなく先祖の誰かなのかもしれない…
ならば、映像が途切れたりする事もありえる。
相澤様に確認した所、親戚の方で戦争に行かれた方がいらっしゃった…
それも陸軍、ガダルカナル島の部隊だったとの事…
我々の努力虚しく、振り出しに戻ってしまった…
我々が求めているのは魂の記憶であって、先祖の記憶ではないからである。
なぜ、始めの段階で気づかなかったのか……
多分、彼と先祖の魂があまりにも似すぎていたからだろう…
相澤様には、違う施設に移動してもらい夢を終わらせる手伝いをする事となった…
科学では説明出来ない事が、この世にはたくさんある…
それが夢や幻だと人は言う…
けれど、それだけとは言えないのが現実である…
我々の求める記憶は、もう手に入らないのだろうか…
閣下が消えてしまうまで、時間がない…
早く見つけなくてわ……
「館長、沖縄の施設で気になる記憶が見つかりました。彼は19才、社会人です。確認お願いします。」
「分かりました。そのデータをこちらに送って下さい。」
彼である事を祈るしかない……




