天才ギャンブラー(200文字小説)
「なあ、お馬さん見に行こうか?」
まだ小さい子供を連れて競馬場へ行った。
肩車してパドックへ向かう。
「お馬さんがいっぱいいるね」
「お馬さんに番号がついているだろう? 何番のお馬さんがいいかなぁ?」
「う~ん… 1と3がいい」
「そうか1-3だな!」
1-3の馬券を買う。
レース終了。
「やっぱり、こんなんで当たるわけないか…」
「ねえ、パパ。 ボクのお馬さんが一番だったね」
「えっ?」
改めて着順掲示板を見る。
1着 13番 …