叶わぬ夢は寝て見るものだ
望んでも叶わない
それなら
望むのを止めればいい
望んだ所で
辛いだけだ
苦しいだけだ
努力しても叶わない
それなら
努力を止めればいい
頑張ったって
辛いだけだ
苦しいだけだ
望まなければ
叶わぬ苦しみはなくなるだろう
努力を止めれば
叶わぬ苦しみはなくなるだろう
それで、お前は楽になったか?
望まなくても
努めなくても
叶わぬ事実は変わらない
変わらないから
叶わない
それでもいいというのなら
その程度のものだから
そんな願いは掃いて捨てれば
なんの気兼ねもなくなるだろう
それでいいと思えないなら
受け入れることが出来ないのなら
捨てて泥にまみれた願いを
拾いあげて飲み下せ
それが真に望むことなら
悩んで
もがいて
苦しんで
雑巾の水を絞るように
身の血と汗を絞りきって
引きずり
這って
手を伸ばし
指先だけでも
触れられるよう
望んで
望んで
臨めばいい
やっと掴んだその瞬間に
願いが指の隙間から
砂のように零れ落ちても
その事実すら飲み込んで
砂漠の中から一粒の砂を
何度も崩れて
這いつくばっても
なおも願い、望むことは
意味のないことではない
夢は眠って見るものだ
叶わぬ夢は当然だ
存在しないものならば
その手に掴めるはずがない
叶えてみせると望んだのなら
それは掴める目標だ
夢に見ずに前だけを見て
臨んで掴む現実だ
叶える夢は目標と呼ぶんだ