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under 500 Ⅱ

はやすぎるうどん屋

人気だといううどん屋さんに来てみたが、行列が出来ていることもなく、普通の様子だ。


大人気というのだから、もっと駐車場も埋まっていて、店内を見てもパンパンのイメージがあった。


でも、駐車場は半分も埋まってなくて、外に待っている人なんて一人もいなかった。


恐る恐る快適な気温の屋外から、お店に入ろうとしたとき、入り口の向こう側に人影が表れた。


開けるともう、かけうどんが乗ったトレイ片手の店員が立っていた。


「当店はメニューがひとつですので、はやく提供が出来るんですよね。こちら、かけうどんです」


全てが繋がった、そんな気がした。


「300円を先にいただきます」


100円玉を3つ渡して、麺を勢いよくすすった。


気のせいか、他の店よりスムーズに、はやくすすれているような気がしてきた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後の「気のせいか、他の店よりスムーズに、はやくすすれているような気がしてきた」が良かったです。TVドラマ『時効警察』の早め亭を思い出しました。 [一言] すぐ読め終えて、それも良かったで…
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