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誰にも教えてもらってないのに私は初めて初恋をする。

作者: 七瀬
掲載日:2020/08/04






___今、思えば?

私は、母親にも教えてもらった事のない【初恋】を

自然にしていた事を思い出す。



誰に教えてもらった訳でもないのに、私は好きな男の子ができたの。

自然と気がつけば、その男の子の事を目で追っていたわ。

私の友達の女の子も、みんな京介クンが好きだったの。

私も初めて好きになった男の子は、京介クンだった。



___京介クンはね?

男の子にも女の子にも、優しい子だったわ。

みんなに好かれるステキな男の子。

爽やかでね、カッコ良くて、優しくて。

ぜんぶぜんぶ! 私は京介クンの事が誰よりも大好きなの!






・・・だけど?

その時、私と仲が良かった女の子のかすみちゃんの事が京介クンは

好きだと噂で聞いたわ。


___かすみちゃんも、京介クンが大好きだと私も知っていた。

だから、京介クンとかすみちゃんが二人で楽しそうに話している

だけで。私はヤキモチを焼いてしまうの...。



【・・・どうせ、私なんて! 京介クンが好きになってくれる訳が

ない! それに? かすみちゃんと京介クンはお似合いだし!】


呪文のように、何度も何度も私は一人になると唱えるように言って

いたわ。本当は、凄く嫌だったのにね...。




・・・なんでなの?

私は、初めて感じる気持ちがこみ上げる。

小さな胸が張り裂けそうで、泣きたいぐらい辛いのに。

どうしていいのか? 分からない!

自分の思い通りにならない事もあるんだと初めて知ったわ。

かすみちゃんに、京介クンを取られたくないのだけど?

京介クンが私の事を好きになる事なんか! 考えられない。

あんなに仲良さそうに、かすみちゃんと京介クンが話している

姿を見ていたら? 私が仲を割って入っていく勇気もないのよ。





 *



___私は、結局!

京介クンに私の気持ちを言えなかった...。




・・・でもね?

私が小学5年生の時、たまたま私と京介クンが二人きりになる

事があってね! その時、京介クンから衝撃的な事を聞いたの。


『___おーう! 久しぶりだな、竹下。』

『・・・ううん、』

『・・・実はさ、俺! 竹下の事がずっと好きだったんだ!』

『・・・えぇ!?』

『竹下の友達に、かすみって子いただろう? あの子に竹下の事を

ずっと相談してたんだよ!』

『___えぇ!? 嘘!? 本当なの!?』

『・・・うん? 何も聞いてないのか?』

『・・・ううん。』

『___そっか! まあ、仕方がないよな~! 俺が何も竹下

に言わなかったからいけないんだ!』

『・・・えぇ!?』

『“俺さ! ずっと竹下の事が好きだったんだ! 今もずっと!”』

『___えぇ!? 京介クン、』

『竹下! 俺と付き合ってくれないか?』

『___ううん!』






___私と京介クンは、この日から付き合う事になったの。

【初恋】って、、、?

成就する事もあるんだね。



私と京介クンは、ずっと“両想い”だったわ。

だけど? かすみちゃんの気持ちもよく分かるの...。

だって! かすみちゃんだって、京介クンの事が

大好きだったんだから! 今は、もうヤキモチを焼かなくても

大丈夫みたい! 私は、京介クンの気持ちを知れたから。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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