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カクウノジブン。  作者: 都築有栖
3/3

嫌々ながら、異世界へ。

ー頑張ってね。じゃないのよ!

「なんだよ今何時だと思ってるんだよ。僕は明日も学校あるんだから寝かせろよ。ただでさえ訳わかんないこと起こってんだから。僕だって疲れてんだから」

ー違和感の正体を教えてあげるって言ったら?

「教えろ 」

ーどうしてそんな上からものを頼むことができるのかしら...?

「いいから教えろ」

ー分かったわよ!もう、生意気な人間ね〜。

「うるさい」

ー...。あなた、頭悪いでしょ?

「は?なんだ急に」

ーいや、なんでもないわ。

「ふざけんな。そんな回答で僕が納得すると思うか。僕は頭いい」

ーあなたが感じてる違和感って、学校でのことよね?

「無視すんな。それと、日本語間違えてるぞ。」

ーそういう指摘はどうでもいいのよッ!

「まあまあそんな怒んなッて」

ー...。

「どうした?」

ーいや、もういいわ。

「は?」

ーもういいって言ったの。強制的に連れて行くから。

「...え?いや、ちょっと待て。それはどういう...」

ーさあ行ッくよォー!!!

「おい、誤魔化すな!ちょっ、待っ...うわあああああああああああ」

 辺りが光に包まれていく。目を開けていられない。体が浮いているように軽い。いや、 実際に浮いている。そのまま僕は何も出来ずに体を丸めることしか出来なかった。


ー...。


 地面を感じた。僕はどうやら立っているようだ。恐る恐る目を開ける。そこには見たことの無い世界が広がっていた。

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